日本風に言うと衛星放送最大手のDirecTVが、スポーツメディア最大手のESPNとの契約を打ち切る可能性をちらつかせているようで、ESPNがそれに反発しての視聴者向けコマーシャルを流しています。「DirecTVの契約者のみなさん、ESPNが、つまりカレッジフットボールもMonday Night FootballもSports CenterもFirst Takeも近々見られなくなる可能性があります!DirecTVに抗議のメッセージを送りましょう」といった内容。

この話から読み取れるのはESPNが相当に高圧的な値段交渉をふっかけて、遂にDirecTVがキレてESPN排除に動き出したということなのでしょう。
ESPNはスポーツ放送での圧倒的な地位を利用して長年衛星・有線のTVプロバイダに対して多額の放映契約料を要求してきているのは隠れもないことです。それが近年ネットの発達もあってTV視聴率が低下してきているにもかかわらずさらになにやらふっかけたんだろうかな、と想像できます。

実際にDirecTVがESPN排除に踏み切るのかどうかはわかりませんが、この手のケンカが表面化するのはある意味アメリカのビジネス社会の健全性でもあり悪いこととも思いません。

想像してみるにTVのESPNが見られないからと言ってESPN.comは関係なく見られるわけですからハイライトは見られる。Sports Centerはもうその歴史的使命を終えていると言っても良いし、First Takeを始めとしたトークショーはあってもなくても困らない。なんとなればそれらの番組はPodcastでも提供されいます。ESPNがなくてもFOX系列やCBS系列などのスポーツトークショーも質は決して悪くないです。
カレッジフットボールファンはESPN系列に頼り切りな面は強いですが、それでもESPN系列のその週の最大のビッグマッチは地上波のABCでの放送になっているので実は影響は大きくないのかもしれない。カレッジフットボールファン以外なら絶対にないと困るといえるのはほぼMNFだけではないでしょうか。

またDirecTVはNFL Sunday Ticketを独占的に放送できる立場ですから、NFLファンはMNFが見られなくなってもDirecTVから離れないというふうにDirecTV側は考えているかも。