なんとか開幕に間に合ったようです。NFL Dallas Cowboys RB Ezekiel Elliottが6年$90 millionの契約延長にサイン。より重要な保証された支払額は$50 million。これはLos Angeles RamsのTodd Gurleyの保証額$45 millionを超えてRBとしては史上最高額になってます。数日前までCowboysのオーナーJerry Jonesはこまごまとしたことを言い募って開幕時にEzekがいなくても仕方ないプレーオフまでに帰ってくれればいいさ、などと言って高額・長期契約に難色を示していたんですが、結局はオーナーの方が折れての決着。

決着後にはJerry Jonesは早速テレビ生出演して、コロッと意見を変えてニコニコ顔。曰く「6年は長いと言うひともいるがRBが短命というのは必ずしもそうじゃないからね。我チームには13年勤めてくれたEmitt Smithという好例もいるわけだし」などと舌もなめらか。

これで今季トレーニングキャンプ時に粘っていたオフェンス側の大物選手はほぼ選手側が勝利を収めたことになりますか。NFLはハードサラリーキャップなので誰かが高額の契約を射止めれば他の選手の取り分が少なくなる。Cowboysで言えばQB Dak Prescottとの契約はどうなるのかというのが次の問題として浮上してくることになります。オーナーはあまりDakは買ってないってことですかねー。 Ezekielの延長期間が6年ということはDakを諦めて新しいQBをカレッジから獲ってからまだ数年はEzekielがオフェンスのスターとして残ってくれるという勘定にもなりますし。


ちょっと話が別ですがディフェンス側のNFL屈指のスターであるJadeveon ClowneyはTexansで話がまとまらずSeattle Seahawksへ行ってしまいました。TexansでJJ WattとClowneyの両スターエッジは話題性としては良かったけれど、Texansのチームのニーズとしてはオフェンスラインなどの充実の方が優先度が高くとてもClowney側の思っているような額は出せないということだったみたいですね。
RBの方がカネはもらってますが、エッジの方が試合への影響力は高いようにも思われます。ただ近年のルール変更など見てもNFLはディフェンスの選手を優遇する意向はまったくなさそうでもあります。