Zion Williamsonが欠場したことで注目度が落ちたRui HachimuraのSummer Leagueデビュー戦を含めて2試合見ましたので感想を。
試合の解説についていたVince CarterやSteve Smithが口々にHachimuraはNBAでちゃんとやっていけるだろうと。良い点として挙げていたのが身体のサイズと機動性でした。スピードというよりは動き出しの良さですかね。
Summer Leagueあるあるなのですが、FAなどのニュースのあるときとか大注目のルーキーが出てるときはともかくそうでないと解説の選手やゲストとの会話や与太話が興に乗って試合の放送がオマケのようになってしまう場合がままあります。でまたVinceは長年のキャリアがあるため話題の引き出しが多く与太話がけっこうおもしろくて試合をちゃんと見られなかったりするんですよね。試合の画像が小さくなって放送席の面々も同時に映すので。

Vinceが「○○は昔チームメイトだったころ‥」という話がいっぱい出てきて、一体いままで何人チームメイトがいたんですか?という話題になり、スタッフが調べてきたら過去総計260余人がVinceのチームメイトであったことがあるらしいです。21シーズンを既に戦い、まだ来季も現役でやる気満々のようです。まだ現時点では契約先なし。数年前から引退後のお仕事のコネづくりもあるのでしょう、Summer Leagueの放送には良く来てますが、実際は渋い活躍で毎年どこからかお声がかかるんですよね。

Vinceというと私を含めて古いファンはダンクのイメージが強いわけですが、なんでも通算の3ポイントゴール通算成功数でNBA史上6位なんだそうです。アナに「上の5人、誰かわかりますか?」と尋ねられたVince、「んーKover、Steph、Reggie、あとはRay、Paulか」「いえPaulは違います」「あじゃあJason Terryか」との問答。Kyle Koverが最初に名前が出てきたのはたぶん一番最近になって抜かれた相手なので記憶が新しかったのでしょう。PaulというのはPaul Pierceです。Koverだけファーストネームじゃなかったのが距離感を感じますね。
さらにアナが「すぐ後ろ9本差でJamal Crawfordが迫ってます」と付け加えると「来季も頑張るぜ、Jamal」と嬉しそうに喋ってました。まあおもしろいわけです。

そんなこんなですが、Hachimura選手の試合ぶり。気になったことを。上半身が弱いです。カレッジのときは気になったことはあまりなかったんですが、Summer Leagueでは空中でも地上でも押し合いになったときに背中が反りかえってしまう場面がしばしば見られます。圧力がカレッジ、特にGonzagaが所属するマイナーカンファレンスとはわけが違うんでしょうね。Summer Leagueレベルでこれだと一軍では当面苦労するでしょう。しっかり鍛え込んでいただきたい点です。
そういえば以前にも指摘したことがありますが、Hachimuraがわかっていても勝負にいかないといけない大事な場面で相手ディフェンダーを押し込めなかったことがMarch Madnessでありましたが、ああいうのも上半身の強さが足りていなかったことの現れだったのかもしれません。

あとNets戦は第1Qのリバウンドの位置取りがかなりまずくてたぶん1本も拾えなかったのでは。第2Q、さらに後半と徐々に改善していったのでこの問題は早晩解決していくのかもしれませんが、気になりました。攻守はまずまず、現時点ではとくに文句ないです。自分の強みを活かした自然体なプレーぶりですね。
比較すると荒れるかもしれませんが、昨年Yuta Watanabeが明らかに入らなさそうな3ポインターを打ちにいったりなどできないことを無理にやろうとして自滅していたのとは違うなと。なんというか、3ポインターが入らなかったら俺はクビになるなんとしても入れないと、みたいな強迫観念が昨年のWatanabeにはあったのでは。そのWatanabeも今年のSummer Leagueはずっと自然体になってますよね。