FIFA女子W杯決勝が行われ米女子代表が2-0で勝利を収めて大会史上初の二連覇を達成してます。米代表の人気者Megan RapinoeがGolden BootとGolden Ball賞の両取り。決勝で鮮やかなゴールを決めた若手24歳Rose LavelleがBronze Ball賞を獲得。大会初戦のタイ戦で5ゴールを量産したAlex Morganはその後ゴールが伸びずRapinoeと同数の6ゴールでSilver Boot賞獲得にとどまりました。

今回がW杯初出場となったLavelleが賞や決勝戦のゴールで目立てたのは来年の五輪、そしてその後の女子代表の代替わりを考えると人気の引き継ぎとなって良かったんじゃないでしょうか。日本の方から見るとどう映るかわかりませんが、アメリカ人的視線でいうと顔立ちや脚の細さなどでLavelleはそこらへんの小学生のように見えます。スピードと突破力を買われて代表で頭角を現した選手ですが、キャラ立ちもしそう。今大会で自信をつけて来年の東京五輪では中心選手となっていきそうです。

試合の方はいつもながらの米女子代表の試合。フィットネス任せ、あとは一部の選手の決定力頼みでサッカーとしては美しくないんですけど、まあアメリカ人向けにはこんなものでいいのでしょう。

それにしても今大会はアメリカ人応援団の多かったのが大変目立ちました。この日の決勝の観衆も大多数がアメリカ人だったんじゃないでしょうか。先日のMLBのYankees x Red Soxのロンドン興行のときも思いましたがアメリカ人ってスポーツ観戦で遠征という旅行パターンが好きですね。逆にいうとアメリカ人はそうでない普通の旅行が下手です(この点は話としてはおもしろい話ができると思うのですが、スポーツと関係ない話になるので我慢してやめておきます)。


表彰式の最中から「Equal Pay! Equal Pay!」とそのアメリカ応援団から大きなチャントが挙がっていたようです。男女の待遇を同等にせよというチャントです。既報の通り現在女子代表は米サッカー協会を相手取って男女の待遇差を巡って訴訟中。優勝した直後にNike提供の気合の入ったTVコマーシャルを放映し、その中でガラスの天井をぶち破ると力強く宣言して格差排除に意欲満々。
今日の決勝の視聴率情報も数日内に出てくるでしょうが良い数字となっている可能性は高いです。他国と違ってサッカー米女子代表の視聴率は男子代表より高い。訴状によれば興行収入も女子の方が高いとか。水曜日にニューヨーク市内で祝勝パレードが予定されていますがそこでも決起集会的な盛り上がりが起こるのでしょう。

来年2020年は大統領選挙年。私の見るところトランプの対立候補が弱くてトランプの再選が有力に見えますが、正面切ってトランプに楯突ける存在・イメージリーダーとして女子サッカー代表、特にRapinoeが大統領選の応援団で活躍する可能性はあるのかなあと。4年前のときは当時の代表の顔だったAbby Wambachが違法薬物使用で逮捕という大失態を犯したためLGTBや女性の権利を応援団として大統領選に持ち込めなかったです。