NBAのドラフト全体1位指名Zion WilliamsonがSummer Leagueデビュー。New Orleans Pelicans x New York Knicks。いきなり第1Qに4ダンクで10得点。
試合が始まる前から会場もTVもZionを待ちかまえてました。前の試合の最中からZionが会場入りしたところをずっと写していたりとTVも試合そっちのけ。試合前は「Zion vs RJ」とDuke時代のルームメイトであるKnicksから全体3位指名となったRJ Barrettとのプロでの初対決を煽っていたのですけれど、試合が始まったらZionは目立ちまくり、RJは試合の流れに埋没してしまいました。RJが悪いというよりは新人の最初の試合なんてこんなものだろうという感じ。対してZionはウォームアップの段階からダンクを何度もかまして期待感に盛り上がる観衆にサービス。試合が始まって最初のプレーもPelicansで事前に打ち合わせしていたのでしょう、いきなりZionへのアーリウープ狙いでした。が阻止。Knicks2年目の昨年のドラフト1巡目Kevin KnoxがZionを大いに意識していてしっかり張り付いて阻止に成功。
Kevin Knoxはドラフトロッタリーの前の段階での評判では、タンクしていたKnicksが全体1位の指名権を獲得してZion Williamsonを獲得したらポジションがかぶるのでトレードで放出されると散々言われていた選手。Knox自身もカレッジ時代は名門Kentuckyのエースだったわけで、この日のZionとの対決に闘志を燃やしていたのであろうと思われます。
しかし役者はZionの方が上。Knoxがリバウンドを取ったのに食らいついてボールをKnoxからもぎ取ってそのままダンク4本目。
他にはターンオーバーでZionが独走しそうなタイミングでファールがコール、スーパースラムダンクが幻となって19,000人満員の会場が「あ~」とため息。なんでもチケットの転売価格は券面の3倍になっていたとか。
Zionは第2Qに膝を打ったとかでその後はチームが出場をさせませんでした。大きな怪我ではないでしょうがチームとしては無理をさせる意味のある試合ではないので。

New Orleans PelicansのSummer LeagueチームにはAubrey Dawkinsもいるんですね。DawkinsはUCFの選手としてつい3ヶ月前にZionやRJが所属したDukeとMarch Madnessで大熱戦を展開した間柄。ドラフト外で参加中。他にもMakoto Hiejimaという日本代表の選手もいるようですね。28歳とか。まだ試合は終わってませんが私の見ていた範囲では出場していなかったようでした。


明日の夜にはNew Orleans x Washington Wizardsの試合が組まれており、Zion対Hachimuraという昨季のMaui Invitationalトーナメント以来の顔合わせとなります。
ちなみにZionは明日が誕生日だそうで、今日の段階ではまだ18歳。身体能力も信じがたい選手ですが、ここまでの様々な注目を浴びての活動をスマイルを浮かべて難なく乗り切ってきているメンタルもすごいです。これホントに18歳かというのはDuke時代から何度思わせられたことか。

尚、Zionはまだシューズの契約をしていません。なんでも会場に入場時にはPumaを履いていたそうですが、試合にはDuke時代のNikeを履いて出場してました。超巨大契約になること必至。Pumaが一発勝負に出て獲れるのか、Nikeが勝ちきれるのか。