毎年独立記念日7月4日恒例のNathan's ホットドッグ早食いコンテスト。それを前にESPNのドキュメンタリーシリーズの30 for 30で、Takeru KobayashiとJoey Chestnutを題材にした番組が放送されるようで番宣をしてました。なにやら思わせぶりな舞台裏のネタもありそうな予告編。これは見たい。

Nathan's Hot Dog Eating Contestは米国の早食いコンテストとしては最も知名度の高いイベントで、毎年独立記念日の正午からESPNが全国放送する人気番組。しかしNathan'sが有名になったのは間違いなくTakeru Kobayashiの時代からです。Kobayashi選手が同イベントを6連覇。その食いっぷりテクのユニークさと圧倒的な勝ちっぷりでKobayashiとNathan'sが一緒に有名になっていったと言っていいでしょう。

最初の数年はそれで良かったのですが、アメリカの独立記念日のイベントで外国人にいつまでも連覇を許すのは悔しいという感情もあったのでしょう、KobayashiキラーとしてJoey Chestnutが登場。数年間はこの二人の間での猛バトルが繰り広げられてさらに同イベントの人気も沸騰。
その後、その人気を当て込んでMajor League Eatingという大食い早食いのプロツアーも結成されることになる。Nathan’sもスター選手を囲い込もうと独占契約を進めるなど一気にプロ化が進行したのでした。

しかしKobayashiは独占契約を拒否して同イベントから排除。当日会場に乗り込んで警察に排除されるなどさまざまなことがあったんですね。たぶんこの辺の話がかなり番組では取り上げられるのかなと思ってます。

その後Joey Chestnutが8連覇を含む11度優勝。2015年に一度Chestnutを阻止して優勝したMatt Stonieは日系米国人、まあ一般アメリカ人から見たらアジア人ということしかわからないでしょうが、またアジア人か、という。
Kobayashiが最後にNathan'sに登場したのはもう10年ぐらい前の話で、それでもやっぱりKobayashiくんが出ないとこの番組は成立しないよな!という感じです。視聴者の関心を買うにはやはりTakeru Kobayashiでないと、という。