もう断言していいと思います。Kyrie IrvingがBoston Celticsのユニフォームでの最後の試合を不振のまま終了。Milwaukee Bucksが圧勝でBoston Celticsを退けて4勝1敗、東カンファレンス決勝に進出しています。Bucksがカンファレンス決勝に登場するのは2001年以来。Ray Allenのチームだった頃ですね。

Bucksは見事に機能するバスケチームになったもんです。スモールラインアップが主流になっていた昨今のNBAの潮流を変えてしまえるかもしれないと思わせるところすらある。さあこの先どこまで行けるか。楽しみです。

敗戦したBostonの方。昨季のプレーオフ躍進に貢献できなかったKyrie IrvingとGordon Haywardが帰ってきて完全体Celticsが期待された今季でしたが、Irving/Hayward抜きのときよりずっと弱くなってしまいました。
昨季のプレーオフで大活躍した若い面々が失速。Irvingとも反りが合わずチームの化学反応がまったく起きず。昨季はサラリーのお安い選手たちが目一杯のプレーをやってのけて、各選手が輝いていたのに。昨季の一回戦での同じMilwaukee Bucksとの激闘から始まり、King LeBron JamesのClevelandを相手に先のシリーズ王手をかけてFinals出場まであと僅かのところまで行ったあのチームがここまでバラバラになってしまうもんなんですね。

Kyrieが選手オプションでFAとなるのはもう確実。行き先がLeBronのLakersなのか、他のチームなのかはわかりませんが、もう一度Finalsに届くチームで勝負できる機会が残っているのかどうか。

Bostonの方はチームケミストリーの阻害要因だったKyrieが去ったあとに昨季のようなチームを再び作れるのかどうか、HCのBrad Stevensにとっては正念場のシーズンになりそうです。