まずMLB.comの昨季2018年シーズンの優勝争いの予想をそのまま記します。AL東 New York Yankees(ハズレ)、AL中 Cleveland Indians(当り)、AL西 Houston Astros(当り)、ALWC Boston Red Sox + Los Angeles Angels(ハズレ)、AL優勝Yankees(ハズレ)。NL東 Washington Nationals(大ハズレ)、NL中 Chicago Cubs(ハズレ)、NL西 Los Angeles Dodgers(当り)、NLWC New York Mets( ハズレ)+ St. Louis Cardinals(ハズレ)、NL優勝Dodgers, Nationals(なぜ2チーム)。World Series優勝 Houston Astros(ハズレ)。

優勝予想などというものはこのようにいい加減なものなんだなということですね。大本営MLB.comですらALを優勝しないはずのAstrosがWorld Seriesを勝つという予想をするデタラメをやるものなんですから。やっつけ仕事ですね。

同じくMLB.comの今年の優勝予想
AL東 New York Yankees、AL中 Cleveland Indians、AL西 Houston Astros、ALWC Boston Red Sox + Tampa Bay Rays、AL優勝 Astros。NL東 Washington Nationals、NL中 Chicago Cubs、NL西 Los Angeles Dodgers、NLWC Milwaukee Brewers + Philadelphia Phillies、NL優勝Dodgers。World Series優勝 Houston Astros。
ワイルドカード3チームが入れ替わった以外全部去年と同じ予想じゃないか。またやっつけ仕事かよという気も。MLB.comですら予想なんていう記事はこの程度のモノなんですね。

私個人はMLBの順位予想をするほど見識もないので予想そのものを否定する強い意思はないんですけど、大本営、もうちょっとワクワクする記事を書いてほしいような。


それはともかく個人的に好感しているのはSan Diego Padresです。期待の新人Fernando Tatís Jr.が弱冠20歳と2ヶ月で開幕戦先発デビュー。1990以降だとこの年齢での開幕戦先発出場は2番目に若いそうです。一番若かったのはAdrian Beltreが19歳で開幕戦先発。3−5番目はIvan Rodriguez、Ken Griffy Jr.、Bryce Harperと錚々たるメンバー。Tatisがこれらの殿堂クラスの名選手に近い存在になっていけるか。
まあこの記録はちょっと裏があって、現在のCBA労使協定のルールでは5月だったか6月だったかから出場し始めるとFAまでの期間が1年伸びる、よって球団側はこいつはすごいぞと思った選手でもメジャーデビューをその時期まで遅らせるという戦略をとることが多いので期待の若手の開幕戦デビューが減っているという事情はあるのですが。
そういう事情があってもTatisを開幕から使うという決断をしたということはSan Diego今年はやる気満々なのだと判断すべきでしょう。オフシーズンにFAでManny Machadoと大型契約。そして未来の全国区スター候補のTatisも最初から投入なのですから。Tatisは開幕2試合で6打数3安打2三振でスタートしてます。