昨夜のMonday Nighit FootballにNFCトップを走るNew Orleans Saintsが登場。Carolina Panthersを相手に苦戦の末に勝利、12勝2敗でNFC単独トップとなってます。最終スコアは12−9。Saintsが12点以下で勝利したのは20年ぶりとかなんとか紹介されていました。
シーズンの大半を大量得点で相手を圧倒して勝ってきたSaintsですが、2週間前の@Dallas Cowboys戦で10-13と苦杯を舐めさせられたのに続いて12-9という低得点ゲーム。さすがにレベルの高いNFLでは相手の研究が進んでシーズン前半のような好き放題のオフェンスはそう簡単に望めないようです。
試合は第4Q、Saintsが6-7で追う場面から試合が大きく動き出しました。TDを決めて12-7、もう終盤ですので2ポイントコンバージョンで14-7とTD差にしようとしたのですが、これがPick-2になってしまいました。逆方向に2点が入って。12-9。TD差にしようとしたのがFG差になってしまう結果に。
2ポイントコンバージョンの反対向きのスコアはそれほどある事態ではないのですが、数年前にNFLでもルール改変で採用。それがMNFの大事な場面で現出することに。
この12-9が最終スコアになったわけです。結果から言うとその後の2ポゼションでCarolina PanthersはFGレンジまでまったく届かず。手も足も出ない感じで敗戦してます。せっかくPanthersディフェンスが取り返してきてくれた最終ポゼションもフィールド中央にミドルパスを投げるばかりの能のないオフェンスコールで失望させてくれました。TV画面の外になっていたのでSaints守備陣の位置は見えませんが、もちろんロングゲインを予防して深めにゾーンディフェンスを敷いていたはずですから、ミドルへのパスは別に悪いわけではないのですが、なぜ全部フィールド中央へ投げるのか。手持ちのタイムアウトはなく、サイドラインを割るパスを投げるべき残り時間。サイドラインへのパスならそれが5ヤードでも時計は進まないのですからじわじわでも前進を重ねることができたはずですが、次々中央へ。PanthersのOCの指示だとしたら恥ずかしいプレーコールの連続ですし、QB Cam Newtonの独断なんでしょうか?タイムアウトの手持ちはなくてもNFLはQBへ無線で口頭指示できるわけですから、時間がないから中央のへのパスはやめろと言えるはずなのになにやってんのかな、という無様な最後でした。
Panthersディフェンスは称賛に値する試合で、Panthersオフェンスは顔を洗って出直せという試合。
対するSaintsの方にも大きなミスがありました。12-9とリードした後に取り返した第4Q後半のポゼション。相手陣深くに攻め込みながら表題の問題のシーンが出現。
状況はこうです。残り時間は1:55、3rd & 4。既にCarolinaはタイムアウトを使い果たし、2ミニッツウォーニングも過ぎている。Panthers 1ヤードライン付近で1stダウンが取れる。この状況だと1stダウンが取れたらSaintsはそこから時間を使い果たして勝ちです。TDだと19-9となるので、2ポゼッション差、時間が足りない+Panthersにタイムアウトがないからまず勝ちですが、1stダウンの方がより良い。
この状況でSaintsにとって一番悪いのはファンブルロスト。次に悪いのはサイドラインを割ったりパス失敗をしたりで時計を止めてしまった上で1stダウンに届かない場合です。その場合はFGを決めても15-9、Panthersに返しのドライブでのTDで逆転勝利の可能性が残ります。Saintsから見れば1stダウンに届かなくてもサイドラインを割らず時計を動かしておけばPanthersはタイムアウトなしの70秒ほどでTD狙いしかなくなるはずでした。
ところがそこで起こったプレーはSaints WR Tommylee Lewisが右隅をめがけてラン。なぜこの状況でサイドラインを割る可能性のある方向へ走るのかと走り出した時点でびっくり。事後走ったのがこのドライブで好ランをみせていたRB Alvin Kamara でもRB Mark Ingramでもなく、WR Lewisによるこの日唯一のランだったのもショック。
その上Lewisは事態を理解していなかったようで既に1ヤード辺りに到達しながらTDを目指してボールを片手で突き出し。その瞬間に相手ディフェンスに衝突、ファンブル。ボールはそのままエンドゾーンに入ってからサイドラインを割って、なんとタッチバック=ファンブルロスト。ただのファンブルロストならPanthers陣深くからのPanthersの攻撃ですが、タッチバックなので20ヤードラインからのPanthersの攻撃スタート、僅か3点差。1ヤードラインでダウンの方がTDより良いというのが事前にわかっていないプレー、かつサイドライン際に行って時計を止めかねなかったプレー。プロとしては実にお粗末なプレーとなりました。なぜそのプレーコールなのか。
勝負どころで奇をてらったプレーをコール。まあハマればそれで褒められるのかもしれませんが。
前述の通りPanthersオフェンスはせっかくの最後のチャンスをムダにして時間を浪費して、勝敗は動きませんでしたが、Saintsのオフェンスコールにも大きな疑問の付く結末ではありました。
シーズンの大半を大量得点で相手を圧倒して勝ってきたSaintsですが、2週間前の@Dallas Cowboys戦で10-13と苦杯を舐めさせられたのに続いて12-9という低得点ゲーム。さすがにレベルの高いNFLでは相手の研究が進んでシーズン前半のような好き放題のオフェンスはそう簡単に望めないようです。
試合は第4Q、Saintsが6-7で追う場面から試合が大きく動き出しました。TDを決めて12-7、もう終盤ですので2ポイントコンバージョンで14-7とTD差にしようとしたのですが、これがPick-2になってしまいました。逆方向に2点が入って。12-9。TD差にしようとしたのがFG差になってしまう結果に。
2ポイントコンバージョンの反対向きのスコアはそれほどある事態ではないのですが、数年前にNFLでもルール改変で採用。それがMNFの大事な場面で現出することに。
この12-9が最終スコアになったわけです。結果から言うとその後の2ポゼションでCarolina PanthersはFGレンジまでまったく届かず。手も足も出ない感じで敗戦してます。せっかくPanthersディフェンスが取り返してきてくれた最終ポゼションもフィールド中央にミドルパスを投げるばかりの能のないオフェンスコールで失望させてくれました。TV画面の外になっていたのでSaints守備陣の位置は見えませんが、もちろんロングゲインを予防して深めにゾーンディフェンスを敷いていたはずですから、ミドルへのパスは別に悪いわけではないのですが、なぜ全部フィールド中央へ投げるのか。手持ちのタイムアウトはなく、サイドラインを割るパスを投げるべき残り時間。サイドラインへのパスならそれが5ヤードでも時計は進まないのですからじわじわでも前進を重ねることができたはずですが、次々中央へ。PanthersのOCの指示だとしたら恥ずかしいプレーコールの連続ですし、QB Cam Newtonの独断なんでしょうか?タイムアウトの手持ちはなくてもNFLはQBへ無線で口頭指示できるわけですから、時間がないから中央のへのパスはやめろと言えるはずなのになにやってんのかな、という無様な最後でした。
Panthersディフェンスは称賛に値する試合で、Panthersオフェンスは顔を洗って出直せという試合。
対するSaintsの方にも大きなミスがありました。12-9とリードした後に取り返した第4Q後半のポゼション。相手陣深くに攻め込みながら表題の問題のシーンが出現。
状況はこうです。残り時間は1:55、3rd & 4。既にCarolinaはタイムアウトを使い果たし、2ミニッツウォーニングも過ぎている。Panthers 1ヤードライン付近で1stダウンが取れる。この状況だと1stダウンが取れたらSaintsはそこから時間を使い果たして勝ちです。TDだと19-9となるので、2ポゼッション差、時間が足りない+Panthersにタイムアウトがないからまず勝ちですが、1stダウンの方がより良い。
この状況でSaintsにとって一番悪いのはファンブルロスト。次に悪いのはサイドラインを割ったりパス失敗をしたりで時計を止めてしまった上で1stダウンに届かない場合です。その場合はFGを決めても15-9、Panthersに返しのドライブでのTDで逆転勝利の可能性が残ります。Saintsから見れば1stダウンに届かなくてもサイドラインを割らず時計を動かしておけばPanthersはタイムアウトなしの70秒ほどでTD狙いしかなくなるはずでした。
ところがそこで起こったプレーはSaints WR Tommylee Lewisが右隅をめがけてラン。なぜこの状況でサイドラインを割る可能性のある方向へ走るのかと走り出した時点でびっくり。事後走ったのがこのドライブで好ランをみせていたRB Alvin Kamara でもRB Mark Ingramでもなく、WR Lewisによるこの日唯一のランだったのもショック。
その上Lewisは事態を理解していなかったようで既に1ヤード辺りに到達しながらTDを目指してボールを片手で突き出し。その瞬間に相手ディフェンスに衝突、ファンブル。ボールはそのままエンドゾーンに入ってからサイドラインを割って、なんとタッチバック=ファンブルロスト。ただのファンブルロストならPanthers陣深くからのPanthersの攻撃ですが、タッチバックなので20ヤードラインからのPanthersの攻撃スタート、僅か3点差。1ヤードラインでダウンの方がTDより良いというのが事前にわかっていないプレー、かつサイドライン際に行って時計を止めかねなかったプレー。プロとしては実にお粗末なプレーとなりました。なぜそのプレーコールなのか。
勝負どころで奇をてらったプレーをコール。まあハマればそれで褒められるのかもしれませんが。
前述の通りPanthersオフェンスはせっかくの最後のチャンスをムダにして時間を浪費して、勝敗は動きませんでしたが、Saintsのオフェンスコールにも大きな疑問の付く結末ではありました。