カレッジバスケットボールのプレシーズンAPランクが発表になってます。ほぼAPランクに先立って他のメディアが予想しているのをなぞったようなランクですが、それでもいよいよカレッジバスケのシーズン到来だなという期待感は煽ります。
1位はKansas。なんでもKansasのプレシーズン1位発進はAPランク史上僅か3度目とか。Kansasのようなエリート校でも過去2度しか1位発進はないんですね。カレッジバスケは全国に散らばった有力校がしのぎを削る楽しいシーズンが毎年繰り広げられますから1位になるのは大変なのはわかりますが。
2位はKentucky。リクルートランキング最上位の1-2-3位(採用するランクによりますが)が集結したDukeはそのあまりの若さが不安視されたか4位。3位には日本期待のRui Hachimura所属のGonzagaが入ってます。Dukeとは真逆、カレッジとしてはベテラン揃いで、初の全米優勝が期待されるシーズンになります。

1位票が7校に分散。その1位票獲得校の中には昨季、March Madness史上初のNo. 16にアップセットを喰ったVirginiaも含まれます。Virginiaの昨季からの帰還組の選手たちが言うにはこの夏はこんなに激しく練習したことは一生のうちで一度もなかった、という夏を過ごしたようです。史上初、唯一の屈辱を受けたその悔しさがいっぱいだったことでしょう。完敗でしたからね。あの試合を経たら、今季はどんな相手にも絶対手を抜かない集中力は発揮することでしょう。

昨季のMarch Madenssでの話題だった学校ではLoyola-Chicagoが26位に当たる票を集めています。98歳(今は99歳になられているかもしれませんが)の修道女Sister Jeanがマスコット的に大人気も集めたLoyola-ChicagoがまたNCAAトーナメントに帰ってこれるか。今年はカンファレンス戦も含めて相手全チームが集中力を持って臨んでくるはずでそう簡単に勝ち進めないでしょうが、こういう学校の試合もシーズンの帰結に影響する、というところがカレッジバスケットボールの魅力的なところ、素晴らしいところであります。