すごい試合になりました。期待以上の激戦。最終スコアはNew England Patriots 43-40 Kansas City Chiefs。実況中継が言うにはNFLの長い歴史上43−40という最終スコアはこの試合が初めてだそうです。最後は約3分残りから完璧なクロックマネジメント、そしてRob Gronkowskiへの39ヤードパスで安全FG圏内に到達してNew EnglandがサヨナラFGで勝利してます。
しかしそこへ到達するまでの両軍の攻めが様々に楽しく、NFL新旧のベストQBの初対決にふさわしい大変な試合になりました。第4Q中盤のドライブでPatriotsがFGを奪って40−33としたドライブでは、それまで試合中デコイ役ばかりになっていたGronkowskiが、キャッチ後相手CBをオープンフィールドで押し倒してのビッグゲイン。その前のドライブではWR Chris Hoganが相手DBに張り付かれながらも難しいキャッチを繰り返して得点。前半戦のNew Englandのリーディングレシーバーだったのは問題児転入生Josh Gordon、とシーズン前から薄い薄いと心配されたレシーバー陣がフル回転して猛烈な点の取り合いとなったハイスコアリングゲームを支えました。気合の入ったBradyがここまでまだやれるんだなというのを全国放送で示した、キャリア終盤の代表的な試合になるんじゃないでしょうか。

対するここまで全勝だったChiefs、試合には負けましたが、Chiefsオフェンスの後半の切れ味は大変なもの。前半はなんとかそれを抑えてFGでの失点で防いでいたNew Englandディフェンスでしたが、後半決壊。スピードあふれる縦の攻め。それを支えたChiefsのオフェンスライン。スペシャルチームで90ヤード超えのリターンが炸裂などなど、エンタメ度最高の試合に。
敗戦はしてもCheifsオフェンス&Mahomesは自信を深めた一戦になったことでしょう。プレーオフでの1月の再戦がいまから待ち遠しいです。