これはもうどうするんでしょうか。Green Bay Packersの人気LB Clay Matthewsが3週連続でQBへのラフ行為での反則を取られてます。
先週のそれも「これのどこが反則?」と話題を呼んだのですが、今週のも過去様々見てきたクリーンなサックでQBを倒しただけに見えましたが、これが反則。理由は倒したQBに「体重の全部またはほとんどをかけた」こととか。審判、NFLから試合後にこの判定が正しかったことを確認するコメントが速攻で出されてます。議論の鎮火がしたくて即座にコメントを出したようです。
先週もそうでしたが今週のも、これが反則じゃあもうQBにタックルすることすらできないじゃないか、とファン関係者から批判続出。これは審判の判断が間違っているのではなく、審判はルール通りに判定しているので、問題なのはルールの条項が行き過ぎという問題であります。

確かに過去タックルにかこつけてしっかり体重を乗せるように倒す行為はあったでしょう。NFLの看板選手であるQBたちを守るためにそれを排したいというのはオーナーの要請でもあるのでしょうが、こんな普通のクリーンサックまで反則では興ざめも良いところです。絶好のサックが決まってマイナス5〜10ヤードロスのはずが、パーソナルファール15ヤード罰退と言う結果にされ、差し引き20−25ヤードの差が起きてしまっています。先週の場合はその問題のプレーでGreen BayがINTを決めていたのですが当然それも消えてしまい、差し引きの損は25ヤードどころではない。
個別に今日の場合だとクリーンに真正面からタックルしている。ただあまりにも真正面だったのでQBがまっすぐ後ろに倒れて、Matthewsもそのまま行ったところそれが反則だと言うのです。意図的なダーティ行為とはとても思えない。ではあの状況で反則を避けるためにMatthewsになにができたのか?と考えるとうーんと唸っていしまいます。レイトヒットではないのでもう守備側はQBに身体が当たるところまで来ているのに、そこから何が変えられたのか。真正面からタックルに行く場合は突っ込むのを当たる前から手加減しろとでも言うんでしょうか?

これ、今はNFLのルールですが、影響力は強い。今後カレッジに、高校に、そして少年フットボールでもこういうルールが広がっていくとして、そんな守備を子供たちに要求して試合って成立するんでしょうか。守備の選手はボールキャリアにタックルするようにはQBにはタックルしてはいけないというようなことを要求できるんですかね。