昨季のカレッジフットボール界を盛り上げてくれたBig Ten西の強豪No. 6 WisconsinがBYUに24−21で敗戦。今季初黒星となってます。Wisconsinがホームでnon-conference戦で敗戦したのは15年ぶりとか。大型選手の多いBig Tenの中でも大型の選手を揃えてパワーフットボールを展開するのを得意とするWisconsinですが、最後までBYUを圧倒することできず。
Wisconsinは先週も最終スコアが大差45-15だったので目立ちませんでしたが、New Mexico Stateを相手に前半10-7で折り返すなど疑問符の付く試合ぶりだったのが、今週の試合で遂にマイナーカンファレンス校につけ入れられたことに。昨季は全勝でレギュラーシーズンを終えながらスケジュールがぬるいとされてプレーオフ戦線で常に劣勢を強いられたわけですが、別のシーズンとは言え今季こうしてBYUに敗戦してしまうと、昨季のスケジュール強度への批判が事後的に正しかったと言われてしまいそうです。

今日の試合はWisconsinの得意のランゲームで押して、BYUのサイズに劣るLBなどディフェンダーは一人ではランを止められないのですが、二人目がよく追従してWisconsinは最初のコンタクト後のランヤードを追加できず。
サイズの差が試合終盤に効いてきて小型のチームのフロントラインが崩れ始めるというのは過去散々例があるのですが、そこまでの落ち込みがないままで試合が終わりました。いくつか要素があったと思います。両軍ともにランが多めのオフェンス。そのせいで試合の時計が進むのが早かった。Wisconsinが試合を通して得たポゼションは僅か9回。サイズ差でBYUを消耗させきれなかった面があったかもしれません。
またこの日のWisconsinのホームは同校の試合で史上二番目に暑い試合だったと試合開始時に報じていました。大型選手の多いWisconsinのオフェンスラインにこの暑さがこたえた可能性もあるのかもしれません。

今日はBig TenではNebraskaがFBS最下位カンファレンスであるSun Belt所属のToryに19-24で敗戦。RutgersがKansasに55-14と惨敗してます。Rutgersが弱いのは別に驚きではないですが、フットボール校ではないKansas辺りにここまでボコボコなのかと。Nebraskaは試合後の記者会見でも新HC Scott Frost、言葉がない感じでした。
まあ夜のプライムタイムのNo. 4 Ohio State x No. 15 TCU@AT&T StadiumでOhio Stateが良いところを見せてくれるのではないかとは期待しています。