Naomi Osakaが女子シングルスで初優勝してます。いやー大変なフィニッシュになっちゃいましたね。女王Serena Williamsを相手に6-2, 6-4でのストレート勝ち。但しSerenaが審判の判定にブチ切れ。会場内への説明がなかったこともあって観客から主審へのブーイング罵声、Serenaへの通常とは違うレベルの応援歓声が飛ぶ騒然とした中で試合終了。
試合後の表彰式では通常選手への表彰に先立って行われる主審への顕彰はキャンセル。あの状況では妥当な処置でしょう。表彰式が始まってからのSerenaの態度は立派なもので、まだ感情が高ぶっている中、優勝したOsakaを思いやる発言や行動をとり、観客に「もうブーイングはやめて」と沈静化につとめました。あれだけブチ切れて時間も経っていない中であの態度はさすがベテランというところでしょう。

問題の発端は客席にいたSerenaのコーチがハンドシグナルで指導伝達をしようとしたのを主審が見咎めたこと。試合後にTV解説のChris Evertがも言っていたように「全選手のコーチがサインで指導はしてる」。その実態をこのタイミングで反則を取るのがどうなのか、というのがまずひとつ議論となる点でしょうね。さらにSerenaがブチ切れてから発した発言の内容が重ねて反則と取られたのですけれど、男子の選手が同じダーティな言葉を発しているのが反則をとられないのに、なぜ自分の発言は反則なのか、それは私が女だからか、と詰め寄るSerena。男女同権の国ですのでSerenaの主張は正当な抗弁とは言えるでしょう。

そういった諸々の大騒ぎがグランドスラム決勝初出場のOsakaを動揺させる可能性は大いにあった中、ペースを崩さずにそのまま押し切ったのは評価に値するものでしょう。

日本の報道を見ると彼女は日本語もあまりうまくないそうですが、英語もうまくないんですよね。母国語は何語なんですかね?父親がハイチの方とのことですからフランス語なんでしょうか?ちょっとしたしぐさや英語での言い回しなんかを聞くととても日本らしくて微笑ましいです。

アメスポニュース的には「日本人選手の初優勝」よりも圧倒的に「Serenaが決勝敗退+大荒れ」の方になることでしょう。これはまあ当然か。あれだけ荒れるのもテニスでは珍しいですから。
女子のシングルスはこれで過去2年間のグランドスラム4大会 x 2で8人の優勝者が出ており核がない状態ですね。昨年の全米優勝した米国人Sloane StephensがWilliams姉妹の後継に期待されたのにその後は冴えず。Osakaも含めてメジャー優勝者の誰かが次のスターとして出てくるのか。それともSerenaが今日の怒りをエネルギーに変えて2019年シーズン復活してくるのか。