NFLのプレシーズンの試合でJacksonville JaguarsのWR Marqise Leeが相手のタックルで膝を負傷、シーズン全休に近い大怪我となったようです。詳細な情報はまだこれから。カレッジではUSCで勇名をはせたLee、現在26歳。NFL選手としては脂の乗った年齢のシーズンが始まる前にいきなり吹っ飛んでしまいました。
これがどう表題とつながるかというと、ディフェンダーがヘルメット同士での接触を避けるべく下に突っ込んだのがモロにLeeの膝に入ってしまい破壊につながったからです。昨季までもルールはあったんですが、このオフにさらにルール変更があり、ヘルメット同士の接触での罰則が強化されています。その結果、そのルールに適応すべくディフェンスの選手はボールキャリアとのヘルメット同士での接触を避けて昨季以上に下へのタックルを意識せざるを得ず、それがこの大怪我につながったとされています。この事故に直接関わっていない選手たちからも批判が噴出中。

この試合以外にもヘルメット同士の接触でディフェンスの選手がペナルティをくったりしているのはよく見るところ。ボールキャリアの選手が頭を下げて突っ込んでくると、絶対にヘルメットに当たらないようにしようしたらもうタックルできる面がないのです。一旦通り過ぎさせて横から後ろからタックルするのは可能ですが、正面前面から見たらもうタックルできる場所がない。それこそオフェンスの選手のヘルメットをディフェンスの選手が身体で受け止めるぐらいしかない。さらにそれを見越してボールキャリアが無理に頭から突進をすることを戦術化する。それが安全なんでしょうか。今回のルール変更は勝負所で変な判定を呼ぶのが必至なのでは。攻守のバランスも崩れそうな気もします。

それもこれも脳震盪問題に端を発しているところが問題です。脳震盪関連でNFLは多額の賠償金を既に支払い、今後も支払い続けることになる。これ以上問題を拡大させないためには目に見える形で対策を繰り返しているという行動を示す必要もあり、毎年のようにルール変更や運用変更をしているわけですけれど、それがいよいよゲームバランスを壊しそうなところまできたのではないか、というところが問題です。