バスケットボールがアメスポ内でその存在感を増して、夏侵攻でMLBのシーズンを侵食しようとしているということを昨年来当ブログではなんどか書いています。その文脈で野球の夏の一大人気コンテンツであるLittle League World Series(LLWS)に対抗しようというのでしょう、NBAが少年少女バスケの世界大会を企画。Jr. NBA World Championshipとして今週末に決勝戦が行われます。今日土曜日は全米優勝チームと国際優勝チームが決まり、翌日曜日にその優勝チーム同士が戦い世界チャンピオンを決めるという段取り。男子・女子同時進行です。

過去当ブログでは何度もLLWSが野球の露出にとって大きな役割を担ってきていることを書いてきています。アメリカの野球人口・人気の根っこの部分を支える大事なイベント、人気イベントです。米国内から8チーム、国外から8チームが集い毎年熱戦を繰り広げます。全試合がESPN系で生中継。動員良好、視聴率も立派な夏のアメスポの定番イベントです。現在は米国内の出場チームを決定する地区決勝戦が各地で行われているところ。既に出場の決まっている国外の代表チームも続々と会場であるWilliamsport PAに到着してくるところ。

その野球人気の根っこに挑戦しようという今回のJr. NBA World Championship。初の試みでどうなることかというものなのですが、様々課題がありそうです。いま女子の方の国際優勝戦としてEurope対Asia-Pacificの試合が行われてますが、率直に言えばこれは観戦に耐えないです。LLWSなら技術体力は子供ながら試合は試合として拮抗して楽しめる攻防になるのですが、Jr. NBAの方はつらい。第1Q(各Q8分)のスコアが9−2。シュートがまるで入らない。昨夜男子のアメリカ側の試合もちらっと見ました。そちらはさすがにこれよりはシュートは入ってましたし、動きの良い子もいたんですが、男子の方の国際の試合のレベルはどうなっていることか。女子のアメリカ側の試合も見ていないので想像ですが、男女ともアメリカ側のチャンピオンが国際側のチャンピオンに圧勝してしまったら締まらない。
また現在プレーしているEuropeチームは欧州各国からのオーディションを経た各国からの選抜チーム。Asia-Pacificはオーストラリアのクラブチーム。両チーム全員白人の子のように見えます。アジアと言ってもオーストラリアか‥ 14歳ぐらいだとオーストラリア以外のアジア人のチームだと高さで全然話にならないのかも。

まだ試合は残っていますのでなにか面白いことが起こるのかもしれませんし、二回目以降回を重ねることで大会形式などが練られていって良いものになる可能性もあり、まずは一回目やってみたというところでしょう。近い将来にLLWSを脅かす可能性は薄いとも思えました。

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追記・男子の国際決勝を見て意見が変わりました。今時間がないのでまた別途書きます。LLWSとは意味合いは違ってしまう面はありますが、有能な選手が多くて、というか有能過ぎるというか。