この週末、アメスポトピックとしてはフットボールの殿堂表彰式が一番の話題。Terrell Owensが表彰式に登場をしなかったことで少々モメてます。今後は殿堂は本人の登場を義務付けるとかなんとか。これはちょっと変な話ではあります。殿堂セレモニーがTVショー化して放映するTV局側からの意向を殿堂がそのまま喋っている感じですね。

個人的に見た試合中継で一番盛り上がったのはNASCARで22歳Chase ElliottがWatkins GlenでCup戦レース初優勝。テールに迫る昨季チャンピオンのMartin Truex Jr.とのデュエルを戦い切っての優勝は価値あるものかと思いました。Watkins GlenはNASCARシーズンの数少ない非オーバルコース。欧州型のテクニカルなコースではないですが、普段のNASCARとは違う趣、しかしながらNASCARらしい白熱のバトルが楽しめる好レースに。ミリ秒単位で迫るTruex、逃げるElliot。僅かなミスが差を広げたり縮めたりの終盤20周ほどはエンタメ度たっぷり。
過去数年でNASCARのジャンルとしての人気絶頂期を支えた人気ドライバーたちが次々と引退。新しい顔に入れ替わる中、新鋭の初優勝はNASCARの次の時代が始まっているんだなあと感じさせるものがあります。

MLBでRed Sox x Yankees完全決着というのも大きかったです。Red SoxがスイープでYankeesを蹴散らし。それも1-4から9回に追いつき延長10回で決着。ゲーム差が9と開いてさすがにAL東はこれで決まりでしょう。Yankeesが悪いというよりRed Soxがとにかくしつこい。こういう強さはじわじわ来ますね。
Yankeesは現実的にはこれで一発勝負のワイルドカードからの勝ち上がりを目指さなくてはいけないことになりそう。その一発勝負の相手は夏に入って以降勝ちまくり打ちまくりのOakland Athleticsか。怖いもの知らずの嫌な相手です。
ポストシーズンになれば投手陣は特攻回転で回すのでYankeesにとっても事情が変わってくる。強打線が火を吹き始めれば短期決戦のMLBポストシーズンの行方はわからないですが。