The Basketball Tournament (TBT)の16強戦が行われています。これはカレッジバスケの元スターを集めて出身校を思わせる名前をチーム名として、カレッジバスケのシニアツアー的なものでもあります。出身校の選手だけでは戦力の揃わない小カレッジの寄せ集めチームも多くなり、参加チーム数は昨年の64から72チームへ。優勝賞金は$2 Million。一攫千金狙いの賞金マッチの様相なのは先日ご紹介したフラッグフットボールのNFFLに通ずるものがあるか。
スケジュール的にはバスケの夏侵攻の最後尾に位置すると言えましょう。もう来週にはNFLのプレシーズンゲームも始まりますので、TBTや同じく開催中の3人制バスケBig 3をバスケシーズン内として認識すると、バスケからフットボールへの隙間がまるでないことになります。

シニアツアーのようなものだと言いましたが、参加選手の思惑は賞金だけでもないようです。まだ20代の元NBA選手、G League崩れとなった選手たち、海外リーグでプロ活動を続けている選手も参加している。G Leagueに採用されて捲土重来を期したい選手、Summer Leagueには年齢面で呼ばれなかったがまだできるという選手、海外ではNBA関係者に見てもらえる機会がなく米国内でのアピールの場としても生きている模様。それもカレッジ時代にスター選手として組んだチームメイトとの連携で
馴れ親しんだプレーで活躍、プロでは力を出しきれなかった選手も活躍中。NBAのスカウトも来ています。


別の話題ですが今季からTBTが
Elam Endingを採用したのも注目でしょう。将来NBAやNCAAで採用される可能性を取り沙汰されている決着方式です。
試合時間が4分を切った時点から、次の時計が止まった時点(ファール、タイムアウト、アウトバウンズ、その他)からゲームクロックが消されます。そこからはショットクロックのみ。リードしているチームのその時点のスコアに7点を加えたスコアが勝利ターゲットスコアとなり、そこに先にたどり着いた方が勝ちとなる方式、というのが私の基本理解です。
例えば3分半残りで試合が止まって80-70なら、ターゲットは87点。80-50でも87点です。87点に先にたどり着いた方が勝ち。たまたま終盤に試合が止まらず残り1分でやっと止まって90−89だとターゲットは97点。実質試合時間が伸びることになります。
Elam endingの利点は追う方はファールゲームをする必要がないところ。普通に攻めて守れる、ということらしいです。接戦の試合のエンドゲームをまだTBTで見かけていないのでどうなるのか本当のところは理解がいっていないのですが、まあとにかくそういう実験的なことを今大会ではやってるようです。なおElam Endingを採用すると延長戦がなくなります。

延長戦に関してはNBA Summer Leagueが2分の延長戦を採用していて、NBAの5分延長よりも緊迫感が高くてなかなか良かったというのもありました。アメスポの中で絶好調のバスケですが、まだまだ試合を良いものにしようという努力がなされているのが頼もしい感じです。