ESPNのMLB定時放送のWednesday Night Baseballが試合途中で雨天中止となり、これで日曜日のNew York市内対決に続いてESPNのレギュラー放送が二試合とも流れてMLBの試合の中継がなくなりました。日曜日の試合中止決定までも粘ったのですが、今日も午後10時近くまで試合中止の最終決定がずれ込み。試合は開始されてビジターのBoston Red Soxが5−0でリードしたのですが2回で中止決定。これでMookie Bettsが打った今季25本目のホームランも幻と消えました。
これまであまり大きな問題とは思っていなかった興行としての野球の雨天での弱さはMLBの将来を考えるとそこそこ問題なのかなと思わされる全国放送の二試合連続消滅です。

一方ドーム球場で行われたNew York Yankees@Tampa Bay Rays戦でおもしろいことがあったみたいですね。RaysのクローザーSergio Romoが8回表一死で投入されてその回は締めたのですが、9回表にRaysは別のリリーフ投手を投入、Romoをサードベースの守備に廻したのです。つまりRomoに5死を任せるのを躊躇ったというわけです。Yankeesの左打者に対する極端なシフトで二塁ベースより左に一人だけになるサードに投手を入れる。どうするのかなとなったら打者が三塁側にバント、これが内野安打に。あれはRomoが守っていなくても内野安打になった打球ですが。一死後にRomoを投手に戻してそこからも投手前のゴロをRomoが勇んで取りに行ったけどダメとか少々ぐだぐだしたのですが、なんとかRomoが投げ切ってRaysが勝ってます。
これに似たケースはMLBでは1991年以来だとか。Romoの投手としての負担軽減とか、または契約上5アウトのリリーフはさせられないとか事情があったのかもしれませんが、でもしかしなぜサードをやらせたんですかね?外野レフトなら攻めるYankees側も狙い撃ちはできなかったと思いますが。
おもしろいのは各メディアのBox Scoreが投手の二度登板という事態に対応できなくて、Romoが最後に登板していないように見える状態になっていること。最後に投げた投手ではない投手にセーブが付いたように見える形になってます。