Kawhi Leonardの行き先が決まったようです。Toronto RaptorsのエースDeMar DeRozanとドラフト指名権などをからめていますが、基本的にはDeRozanとKawhiの交換とみなして良いのでしょう。Kawhiは来る2018-19シーズンが契約最終年。DeRozanの方は2019-20まで確定プラスその翌年は選手側のオプション付き。DeRozanがこれから急激に劣化でもしない限りサラリーキャップの上昇などの環境を考えれば選手オプションは行使せずに二年後にFAとなると考えられそう。

Toronto側から見ると残り1年契約のKawhiと2年残りのDeRozanの交換。DeRozanとKyle Lowryの二人がチームの顔として昨季は東カンファレンストップシードまで行ったチームですが、例のCavs相手に惨敗の連続。HCは解雇してオーナーは鬱憤は晴らしはしました。さらにLeBronがCavsを去って怨敵Cavsは弱体化。しかしながら来季の東の本命は完全体となるBoston Celticsというのが一般的な評価。対抗はPhiladelphia 76ersというのも誰もがそう言います。Torontoを評価する向きは少ない。DeRozanとLowryの二枚看板はよくここまで貢献してくれたもののHCの首の挿げ替え以上の変化が欲しいというオーナーの気持ちもわからないではないところに持ちかけられた(のかToronto側から積極的にアプローチしたのかまだ不明ですが)Kawhiとのトレード。1年だけの限定ではありますが刺激にはなりそう。切るのが難しい功労者のDeRozanときれいに別れるにも悪い機会ではなかった、といったところでしょう。

San Antonioから見ると当初から言っていた西のチームにはKawhiは渡さないというのにも合致。噂されていたところによればLos Angeles LakersもBoston CelticsもPhiladelphia 76ersも足下を見てロクな対価をSpursにオファーしてこなかったとされます。Celticsは完全体が見えている中焦る理由はゼロでした。なんとなればトレード期限まで待ってからレンタルのような形でKawhiをゲットしてもまったく遅くない。76ersの場合はサラリーキャップの問題がいろいろあって三角トレードなど画策しないといけなかった可能性もある。Lakersは来オフにタダでKawhiを獲得できる可能性が高いのに、と若手の生きの良いところを放出する気はなかったんでしょう。Dengのサラリーを処分できるという特典が唯一のLakersのメリット。
そんな中、オールスターのDeRozanが獲得できるなら今となってはそれがベストの取引ということかと。

今回のトレードの数日前にKawhiが例の来週のバスケ米代表のミニキャンプに参加すると表明していたのがよくわからなかったですね。LeBronが不参加を表明した翌日でしたか。その後はStephen Curryも不参加を表明する中、なぜかKawhiは参加すると。意味がよくわかりませんでした。San Antonioでは試合はしたくないが、代表のミニキャンプには出ると?
仮病だと言われたり、はたまた実はもう過去のようなプレーはできなくなっているのではと疑われているのを代表ミニキャンプでの活動で払拭するつもりだったのか。ただ噂を払拭するつもりならSpursでワークアウトでもして公開すればそれはそれでよかったのに、そこまでSpursとからむのがもう嫌だという意味なのか。でもそのキャンプに行く米代表の監督はSpursのGregg Popovichその人なんですが。もうさっぱりわからない。Popovichと会ったり一緒に練習するのはOKだが、San Antonio Spursとはからみたくない?そしてその米代表キャンプに行くと表明後にトレードが成立?その前にはチーム内で確執があったとされたTony ParkerはSpursを去っているし、なにやらぐちゃぐちゃな感じです。

どうあれKawhiは新天地を得たことですっきりとして来季プレーできるならそれはバスケファンとしては喜ぶべきことなのでしょう。DeRozanの方は放出のニュースに嬉しくなさそうな初期反応をしているようですが、徐々に落ち着くことでしょう。メンタルの問題を抱えるDeRozanが新しい環境で活躍できると良いですが。