当ブログで過去書いている通り私は過去何年もSummer Leagueは見続けているわけです。ここ数年急に一般の露出も増えたSummer League。以前はNBA TVでこっそりやっていて、やっている場所も観客席のない練習ジムでやっていたのが、いまはNBAの夏侵攻の大事なイベントになりつつあります。ドラフト指名選手を含む若手選手の品評会でもありますし、各チームのコーチや背広組はもとより現役の選手たちも自軍が囲おうとしている若手たちを見にLas Vegasへ集結していたり。また放映中はFAその他のチーム編成の話題を試合中に大いに語り、スター選手への生インタビューも盛り込み、オフシーズン番組としては秀逸なものに進化しています。

今日のLos Angeles Lakers x Detroit Pistons戦(準々決勝)にはLakersにFA移籍したばかりのLeBron Jamesが来場、観客席で試合観戦。リラックスムードでした。
昨年Summer Leagueで優勝したLos Angeles Lakesは、当時は2017年ドラフト全体2位指名だったLonzo Ballが注目の的でしたが、実際は下位指名だったKyle Kuzmaの方が頭角を現し、KuzmaはそのままNBAの本シーズンでも活躍して若いLakersに期待を与え、先日のLeBron JamesのFA移籍の決断にもなんらかの影響を与えたことでしょう。また昨年はLakersのGMに就任したMagic Johnsonが様々なリップサービスを大会中に提供し、LakersもSummer Leagueで勝ち続けて優勝。NBAの方では冴えなかったLakersファンを大いに期待させたものでした。Summer Leagueはそんな具合に次のシーズンへの期待を膨らます機会ともなってます。

あれから1年。今年のLakersもSummer Leagueで好調に勝ち続けてます。この日の試合を含め5戦全勝。試合開始の出だしから飛ばして圧勝で準決勝進出を決めています。
個別の選手としては元VillanovaのJosh Hartが試合平均22.5得点と今大会活躍中でSummer Leagueの得点王もまだ狙える位置。Lakersが優勝すればトーナメントMVPになりそう。
わざわざLeBronが観戦に来てましたがHart以外には今日出場していたメンバーでLakersの開幕ロースターに残る可能性のある選手はいなさそうです。先月のドラフトで1巡目で獲得したMoritz Wagner(Michigan,ドイツ出身)は膝の打撲で出場していません(コートサイドにはいる)。他に目立ったところでは昨季までGonzagaの主力として働いたJohnathan Williams IIIが2 way契約を得られるかどうかというところとか。Gonzagaは日本期待のRui Hachimuraの在籍校で、Williamsとはチームメイトでした。

他チームでも今年も既にいろいろありました。ドラフトの当夜、指名されたNew York Knicksのファンからいきなりブーイングを食った全体9位指名Kevin Knox(元Kentucky)がそれに発奮したのかSummer Leagueで大活躍中。ドラフト会場がBrooklyn NetsのBarclays Center、つまりはKnicksファンにとっても市内の会場でKnicksファンがかなり詰めかけていて、どういう事情だったのかKnicksファンはKnoxが気に入らなかった。その順で残っている選手でKnoxより明らかに優れた選手というのはなかったように思いましたが、まあとにかくそういう反応。そしてそれにLas Vegasの地での活躍で返答しているということに。Knoxの活躍に触発されたのかKentucky当時のチームメイトである45番目指名のHamidou Dialloもガンガン攻めまくって活躍中。若い選手がほんの数ヶ月後にカレッジ時代以上に躍動するのを見るのはとても楽しいです。

また注目新人同士の対決として注目されたPhoenix Sunsの全体1位指名Deandre Aytonと、Orlando Magicの全体6位指名のMohamed Bambaのブルーチップ新人センターの対決は注目を集めました。結果はAytonが攻守に圧倒。この2人にここまで差があったかというか、Aytonのお披露目試合のようになりました。圧倒した側のPhoenix Sunsはホクホクでしょう。AytonのフロントコートのパートナーにTrevor Arizaも獲得し、NBA屈指の若手シューターに育ったDevin Bookerとの契約延長も完了して数年後にNBA制覇も狙おうかという状況になってきてます。この日は4得点に終わったBambaの方は現時点ではまだまだ身体ができてないが、この日片鱗を見せたようにOlajuwanのドリームシェイクを再現できるようになっていつの日にかAytonを超えることもあるのではと評判は落ちてません。
Ayton-Bambaのルーキー直接対決を見ていると、その前日だったか前々日だったかにWatanabeが僅かな機会でBambaにブロックをしたのしないのということを気にするファンがいらっしゃいましたが、いやホント、Watanabe選手のファン以外は誰も覚えていないことでマウント取ってる場合じゃないと思います。他の若い有望選手たちはどんどん先に行ってしまっているのですから。他にもYouTubeのコメントでWatanabeのエアボールの場面について来たパスが悪かったと他を批判するというびっくり擁護が登場してました。試合を見ればわかりますが特段変なボールが来たわけでもなかったし、個別には試合評を書かなかった最終第5戦でも再びエアボールがありましたね(ネットの下端にかすってましたからそういう人にかかると「あれは厳密にはエアボールじゃない!」という擁護が出そうですが)。無茶な擁護をしてもWatanabeの能力が上がるわけでもドラフト組に追いつくわけでもないですからね。Watanabe選手は最終戦でブロックされて腰から落下していたのが大事にならないことを祈ります。

ドラフト組で思い出しましたが、今年のSummer Leagueでも2年目の選手たちが余裕をもって起用され、余裕を持って好成績を残しているのが目立ちました。これがドラフト組の特典ですね。1シーズン一軍に帯同してトレーニングすることで大きく伸びる選手もいる(伸びない選手もいるのでしょうが)。そういう選手たちのSummer Leagueでの余裕の好プレーぶりは、やはりカレッジで短いシーズンだけを戦っているのとはわけが違うんだなあと思わされます。
また若い選手ばかりがいるわけでもなく、今日見ていたLakersにはなんと31歳の選手が出場していました。なにかよほど見どころがあるのか、これは珍しいと思います。ひょっとすると見どころがあるとかではなく、単にLakersのSummer League用ロースターにセンターの選手の数が足りない(彼の他には1名だけがセンター登録)ので練習相手として呼ばれているのかもしれませんが。