NBAドラフトが今進行中、ほぼ1巡目が完了するところです。全体1位2位は前評判通りでDeAndre AytonがPhoenix Sunsへ、Marvin Bagley IIIがSacramento Kingsへ。西で苦しむこの2チームを立て直す新しい柱になれるか。この二人は高校の頃に一年間だけですが一緒にプレーしたことがあるそうです。そんな高校チームとか、相手が困るでしょうね。アメリカの高校のバスケの試合っていうのはときどき150-18とかめちゃくちゃな試合結果が載ることがありますが。

今夜最初に驚いたのは全体の5位でTrea Youngが指名されたところです。Trea YoungというのはGolden State WarriorsのStephen Curryに擬されるプレースタイルの選手ですが、今季中盤に注目を集めるようになってからは相手のマークがきつくなって思うようにプレーできなかった選手でもあります。これが5位というのはかなり冒険。Dallas Mavericksトチ狂ったか?と驚きましたが、実はこれは3位指名の欧州スロベニアから来たLuka Doncicとの交換予定で、3位指名権を持っていたAtlanta Hawksへ行くことに。Dallasとしてはドイツ出身のDirk Nowitzkiと代替わりで欧州出身のエース獲得狙いってことですかね。それよりHawks、ホントにYoungで良いのか?という方が気になります。YoungがCurry級に化けてくれればもちろんそれで良いわけですが。Curryはカレッジはマイナーカンファレンス所属のDavidson。2年のときにNCAAトーナメントで大ブレイク。3年次にはマークされてスタッツを落としたという意味ではYoungと似た経過だったんですけど、それでも勝負どころではCurryはカレッジで決め続けた選手です。Youngはそれに比べるとかなり落ちるとも言える。来季のMavericksの1巡目指名権(条件付き)も付けてもらっての指名ですからその分割り引くとしてもちょっとギャンブルかなと。

それ以外で指名を見てなるほどーと思わせたのがLos Angeles Lakersと76ers。ともにLeBron Jamesの有力FA移籍先。Lakersの方は25番目の指名でMichiganのドイツ人選手Moritz Wagnerを指名。今年のMarch Madnessで大活躍した選手です。リバウンドにも強いPFですが3ポインターが打てる。そう、LeBronが来たらLeBronがドライブしてキックアウトする先に置いておくにはもってこいのタイプの選手ですねー。なるほどなーと指名された瞬間にニヤッとさせられました。

一方76ersの方はひねりが効いてました。全体10番目の指名権で地元のエリート校VillanovaのMikal Bridgesを指名。これは好選手なので悪い指名ではない。なんでもMikalの母親は76ersで職員として働いているそうで、母子ともに「夢がかなった!」と涙を流して喜んでいたんですが、数十分後にトレードでPhoenix Sunsへ送られることに。なんとも罪なことを76ersもやってのけましたね。
その後解説されていたところによると10位で新人を獲ってしまうとそのサラリーがキャップに響いてLeBronをFA最高額で獲得する場合の予算が若干オーバーするのだとか。あーそういうことかーという。

尚、一応LeBronの残留の可能性の残るCleveland Cavaliersは全体8位でPG Collin Sextonを指名。指名後のTVインタビューで「LeBronにCavsに残るようになにか言ってください」と問われての答えがものすごくバカぽい内容で吹いてしまいました。今日の1巡目指名の選手たちのインタビューの中で一番バカっぽい。これではLeBronさんを説得することは不可能ですね。
まあそもそもがポイントフォワードでありボール持ちたがりのLeBronが残留するならポイントガードなんて要らないですし。この指名だとCavsの首脳陣はもうLeBron残留は諦めてる感じでしょう。