メモ。昨夜のMLB Seattle Mariners@New York Yankeesの試合。MLBの好成績チーム同士の試合、最後は Giancarlo Stantonのサヨナラホームランで決着しました。この試合のバックネット後方の可変宣伝エリアにBig Ten Conferenceのロゴが。例の「B1G」というやつです。
これなんなんでしょうね。Yankee Stadiumの試合をしょっちゅう見るわけではないのでいつも出ているのか昨日たまたまなのかはわかりません。今、6月。カレッジスポーツは学校が夏休みの時期なのでシーズンオフ。ということは来る9月のカレッジフットボールシーズン向けの宣伝なんでしょうか。

Big Tenは2014年にRutgersとMarylandを加えて東海岸への拡張進出を果たしています。スケジュールも工夫して東海岸の2校と、Big Tenの看板プログラムであるOhio StateとMichiganを同じ地区に配置。そのためRutgersとMarylandには毎年必ずOhio StateかMichiganのどちらかがやって来ることになっていて、もう一つの人気校Penn Stateも隔年で来る。Big Tenの有力校を派遣することで中西部の地方カンファレンスから人口の集積する東海岸へ拡張した効果を出そうとしていたはず。
それがYankee Stadiumなぞにロゴ宣伝。Big Tenの東海岸への浸透がうまく進んでいないということかな?ということをこの宣伝を見て思いました。

ニュージャージー州に位置するRutgersと、首都ワシントンDCにもほど近いMarylandという追加の二校の立地は決して悪いものではないのですが、いかんせん両校ともフットボールが弱い。RutgersはBig Eastで、MarylandはACCでそれぞれ10年ほど前に一瞬輝いた瞬間はあったものの、Big Ten加入後もリクルートも冴えず揃ってドアマット化。Big Tenの人気校は来れども地元校は踏ん張れず惨敗大敗の連続。これでは地元は盛り上がらないのも仕方ない。元々カレッジフットボールの人気の低い東海岸一帯。Big Tenの実力をもってしても人気のテコ入れならずなのか、という想像を掻き立てる唐突な感じのロゴ宣伝でした。