明日木曜日がNBAドラフトの日。全体1位はDeandre Ayton(Arizona)でほぼ異論はなさそうですが、その先はかなり混沌としています。欧州スロベニアからエントリーしているLuka Doncicを推すもの、DukeのMarvin Bugley IIIがドラ1に極近い2位だとする意見など。これら3人は全員19歳。トップ3からは漏れそうなもののMohamed Bambaのポテンシャルは大変なものがあり大化けの可能性を秘めているように見えます。
今年は7位ぐらいまでがかなりの好素材が揃っていて楽しみです。トップ10の指名順位は現時点で順にPhoenix Suns、Sacramento Kings、Atlanta Hawks、Menphis Grizzlies、Dallas Mavericks、Orlando Magic、Chicago Bulls、Cleveland Cavaliers(=元Brooklyn Netsの指名権)、New York Knicks、Philadelphia 76ers(=元LA Lakersの指名権)。下位チームの名前が並ぶ中、Cavsの全体8位の指名権が光ります。LeBron抜きになるであろうCavsの将来を託せる素材を引き当てられるか。
LeBronはHeatからCavaliersに回帰するときも、Heatにドラフト指名についての意見を述べて、その意見に沿ってHeatは指名してご機嫌をとったんですがあえなくLeBronは移籍してしまいました。今年はCavsはLeBronに意見を伺ったりしてるんですかね。
若手の実力者が揃い始め、場合によってはLeBronがFA移籍するのではとも言われる76ersが10位。今年は10位前後でも即戦力で使えそうな選手が残っている可能性が高く、こちらも気になります。Mikal BridgesやKevin Knoxといったカレッジのエース級は10位なら誰か残っているはず。Lonnie Walker IV辺りのポテンシャルに賭けるのは来季すぐに勝ちこめそうな76ersには不向きか。

ほかでは昨年ドラフト入りを回避して今年に賭けたMichigan StateのMiles Bridgesは15位近辺、ロッタリー指名の末尾との予想が多いようですがどうなるか。昨年1-and-doneでエントリーしていた場合とほぼ同じ程度での指名になっちゃいそうです。となれば1年分プロのキャリアとスタッツとサラリーを無駄にしたことになりますが。

日本からGeorge Washintonへ行って4年のエリジビリティを全うしたYuta Watanabe選手もドラフトの対象になります。指名される可能性は高くないと思われますが2巡目の後半での指名を日本のバスケファンからは期待を集めていることでしょう。
まあ今はサマーリーグもあればG Leagueもあるのでそちら用にドラフト外でどこかが拾うのは十分に見込めると思います。政策的に日本からの選手はNBAからすれば歓迎でしょうし。そこからNBAの開幕ロースターに残れるかはもう腕次第ですね。