やーやりましたねー。サッカーW杯F組第1戦、前回大会王者ドイツにメキシコが1-0で大アップセットをものにしてます。前半の勇敢な戦いぶりと、後半の弱小国戦術のドン引きプラスコロコロ転がる時代錯誤な感じのなりふり構わない守りのコントラスト。衰えたなあと嘆かせる判断の悪いプレーぶりながら最後まで奮戦したChicharitoや、最後のサブに入った39歳Rafael Marquezの歓喜の表情。アメリカに住んでいると何かとメキシコ代表の試合は見る機会が多くお馴染みの顔が揃うメキシコ代表。ベテラン若手が一体になったこの勝利は同国にとっては歴史的な、モニュメント的な勝利になりそうです。
元々アメリカで最も人気のあるサッカーチームといえばメキシコ代表。米代表では大箱のスタジアムが埋まるかどうかはわからないけれど、メキシコ代表の試合なら全米どこでやっても超満員。在米メキシコ人たちの心の支えとも言えるメキシコ代表がこの勝利。米代表はW杯にも出られず家にいる間に、メキシコ代表はさらに遠くへ行ってしまうのね、という意味では寂しくもありますが、多くのメキシカンたちにはおめでとうと言いたい大勝利となりました。

ハーフタイムが近くなった42分ぐらいからメキシコ代表は既に守り一辺倒。前半散々走り回っていたので、あのペースが90分、いや70分もできるわけがないのは承知してましたが、ハーフタイム前に手を抜いたのはともかく、後半始まると同時にバックパスばっかりのドン引き戦術に移行。1点差をドイツ相手に45分守り切るとかそんな戦術選択は間違っていると思いますが、とにかくそれで結果は出したのですからまあ結果オーライ。とにかく後半のメキシコはひどかった。まあああいうのがメキシコ代表の真の姿という気もしますが(こういうの過去何度も見たわーという感じ)、まあこういうひどいのもアリなのがサッカーというのはそのとおりですが。
今大会は審判が良いですね。コロコロ転がる大馬鹿者は無視の場面多数。他方、ドイツ側がファールをアピールしてボールを手で掴む例の動きをしたのもハンドボールと堂々判定してイエローカードも出した。

この勝利勝点3でメキシコは既にGL突破に大きく前進。メキシコ人たちの歓喜は少なくともあと2週間はたっぷり続きそうです。明日月曜日にメキシコ系の友人に会ったときの彼の顔が楽しみです。