ESPNの看板番組でありアメスポ情報発信のデフォルトスタンダードであったSports CenterがサッカーW杯報道を最少にとどめています。
W杯ロシア大会と次期カタール大会のアメリカでの英語放映権はFOX系列が独占で握っています。前回4年前のブラジル大会まではESPN系列が放映権を持っていて、過去3大会を通じてやっとアメリカスポーツ市場でサッカーW杯をメジャーイベントに育てたESPN系列がその育てたイベントをライバルのFOXにとられた形です。
FOXの競争相手であるESPN系列が他系列の番組となったW杯の報道のさじ加減をどうするのかは事前から気になっていました。どうも予想以上にW杯ネタが少ない。少ないし後回しになってます。これは今日に始まったことではなくW杯開幕からそう。数日前は番組開始からMLBの報道が続き、NBAの例のKawhi Leonardの移籍志願問題、そしてまたMLB。W杯全然出てこないなあという感じでした。
ESPNは過去にもこういう陣営から離れたスポーツを冷遇することはありました。比較的最近で顕著だったのはNHL放映をESPN系列がやめたときにNHLの報道が激減してそれが数年続いた。嫌がらせがすごいなあと思ったものです。

しかし今日はメキシコ代表の大勝利というアメスポ市場的にとっては微妙にインパクトのある事件があったので少しはESPNの扱いが増えるかどうか注目してました。いくらメキシコ代表サッカーが数字的にはサッカーの中で大人気と言ってもそれはメキシコ移民やスペイン語放送の閉じた世界の大人気であって英語メディアの中では微妙な立ち位置のメキシコ代表。どう扱うのか、と。

結果はメインの夜11PM分のSports Center(実際はMLB放送が伸びたので開始は11時を大きく過ぎてましたが)は冒頭からMLB、MLB、ゴルフ全米オープン、MLB。CM挟んでやっとW杯となりました。メキシコ戦とその後のブラジル戦を合わせてざっと3分ぐらいでしょうか。その後はあっさりとまたMLBの話題へ移行して行きました。あっさりではありましたが、それでも過去数日に比べればずっと早めに取り上げられた方ではあります。

TVのスポーツの総合報道番組というのはインターネットでの情報発信に取って代わられつつある番組形態ではありますが、それでもやはりSports Centerの発信力は群を抜いている。そのSports Centerが露骨にサッカーW杯の報道を少なくとどめていることの影響はどんなものになるのかは気になります。

関係ないですがついでに書きます。ゴルフの全米オープンはBrooks Koepkaが2年連続優勝。ツアー3勝でうち2勝が全米オープン。この人、元Florida State Seminolesなんですね。ゴルフもカレッジ経由が勝つのが目立ってきたのか。