これがプレーオフを勝ち抜くチームの底力ということなのでしょう。Golden State Warriorsが101-92でHouston Rocketsを下して4勝3敗でNBA西カンファレンスを制してNBA Finalsへ。昨夜勝ち抜いたCleveland Cavaliersと4年連続でのFinalsでの対戦と決まりました。敗れたHoustonは27本連続で3ポイントシュートを外すという信じられないボロボロぶり。
東で昨夜敗れたBoston Celticsの3ポイントシュート成功率が17%とどん底かと思ったらHoustonはそれをさらに下回る15.9%。Celticsはともかく、レギュラーシーズン中さんざん相手チームを3ポインターで沈めてきたHoustonのようなチームがここまでボロボロになりうるんですね。

結果から見れば7人ローテでフル回転してきたCelticsとHoustonがシリーズの最後でガス欠となりもう体がシュートの精度を支えられなくなったのがこの17%、16%という信じられないような数字にあらわれていると理解すべきなのでしょう。
対するWarriorsは勝負どころの後半戦にStephen CurryとKevin Durantが次々とシュートを決め、Klay Thompsonもクールに3ポインターを決め、Draymond Greenが走り回る。過去3年間Finalsまでを完走し続けてきたチームはここでガス欠などしないということか。特にKevin Durantのミドルジャンパーがディフェンダーの頭越しにど真ん中に決まり続ける。昨夜のLeBronもそうでしたけれどこれは効く。誰もが苦しいはずのハードスケジュールの末の第7戦のソコでKDにズバリと次々と決められるとね。CavsもWarriorsもFinalsを戦うための戦力と体力を確保して戦っている。HoustonやCelticsは好チームだったけれど、CavsやWarriorsのレベルとは違ったということになりそうです。

いやーハーフタイムではHoustonが11点勝っていたんですけどねー。

シーズン総括はまた別の機会として、HoustonとBoston、来季どうなるんでしょうか。Celticsはけが人が帰ってきて今季の実績に上積みすれば即優勝候補ですが、Houstonはどうか。Chris Paulが欠けていたのは確かにもったいなかったんですが、Paulがいたら勝っていたかといわれると、うーん。Celticsの方はKyrie Irvingがいたら勝っていたと思えますけど(偏見でしょうか)。
Capelaがハックに遭ってしまい(全然当たっていないにしても、逆転には絶対必要な)3ポインターを打つ機会すらなかったりとか、まだまだチームとして詰めるべき穴がありそう。というかさすがに7人ローテで勝負しなきゃいけない構成はなんとかしなくては。