Golden State Warriorsが二度に渡って大きくリードした試合を逆転してHouston Rocketsが敵地で競り勝ち、NBAプレーオフ西カンファレンス決勝を2勝2敗に持ち込みました。Warrirosが過去4シーズンでこんな風に二度も試合の主導権を確保しながらの逆転負けは初めてではないでしょうか。このHoutsonの粘りはほぼ例がないものと言え、絶対の優勝候補筆頭であるWarriorsも今年のHoustonは違うと思い知らされたのでは。
第1Qに12−0でスタート、あっさりWarriorsがリードを奪いこりゃまた圧勝ゲームかと思ったら第2QはHoustonの一方的な反撃・逆転となりハーフタイムでHoutson3点リード。よく盛り返したなと。ところがWarriorsは過去何度もやってきたスパートを第3Qにかけて3ポインターがバンバン入る。特にStephen Curryの3ポイントシュートが次々と決まって第3Q終了時でWarriors14点リード。14点差というのはセーフティリードではないのですが、第3Qの内容が相手の心を折るような怒涛の攻めの連続だったので、ホームのWarriorsがこのまま勝ちそう‥に見えたんですがこれで心が折れていないのがHouston。第4Qに入ってから徐々に差を縮めていき逆転。最後の最後は時間切れ直前のフリースローその他でもつれ、Warriorsにも時間切れブザービーターでの同点ショットのチャンスが。Houstonのマークを見事かわしたStephが放つもこれが外れて3点差、95−92でHoustonの執念の勝利。
シリーズが1勝3敗か2勝2敗ではまるで違うのは自明。苦しい試合を二度もひっくり返したこの勝利はただの1勝とは違う味わいがあります。Eric Gordon、P.J. Tuckerと脇役が勝負どころでそれぞれの仕事をやってのけて貢献。結局Houstonは特攻回転7人で試合全部をまかない切りました。

Houston Rocketsの7人での特攻回転+対Golden State Warriors戦の激闘の勝利と言えば、思い出すのが今季の開幕戦。あのときはHoustonは8人で回しきって、カレッジバスケかよ、とその時も書いたのですが、今日はそれをさらに1人下回る7人で回しきりました。プレーオフでは主力選手に負担が集中するのは当然ですがそれにしてもよくHoustonの面々、疲れを見せず踏みとどまったかと。
次戦は中一日でHoustonのホームで。2勝2敗のタイでのホームでの第5戦。木曜日の夜にやるにはもったいないような大事な一戦になります。