昨夜のNBAプレーオフ一回戦Indiana Pacres@Cleveland Cavaliers第5戦。LeBron Jamesが試合を決めたブザービーター3ポインターを含めて44得点。その直前のPacersの同点でのポゼッションでVictor Oladipoのレイアップを後ろからブロックしていますから攻守でラストプレーを決めて対戦成績を3勝2敗としています。今シリーズはCavaliersがどれだけリードしても諦めてくれないPacersの追撃を食う試合の連続。第2戦でLeBronが46得点で孤軍奮闘してClevelandが初勝利をあげたときに「こんな試合をあと3試合もやらないと一回戦を勝ち抜けないのか」と書いたんですけど、まさに「こんな試合」をまたLeBronがやってのけたことになります。前戦第4戦はここまでLeBron頼みの試合をしないで勝利したのがこうなってみると大きかったです。LeBronがその能力をフルに発揮すればこんな試合ができるのは過去さんざん見てきましたけれど、それが毎試合できるわけでもないのもまた見てきました。LeBronの超絶パフォーマンスが出ない試合で勝った第4戦があったおかげでやっとClevelandがシリーズリードを得ました。
いろいろな切り口があると思いますが、まずPacersのあまりにもベタで無策な最後の攻防をひとくさり批判してみたいと思います。PacersのHC Nate McMillanはここまでよくPacersをまとめ上げてきたとは思いますが、最後のポゼションはあまりにもひどい。あなた方はLeBronの試合を見たことがないのか?という内容です。
まずPacersが試合時間約30秒残りで得たポゼション。同点でショットクロックを使い切ればCavaliersに残される時間は5秒ほどという場面。ここでVictor OladipoとLeBron Jamesの正面での1-on-1。背の低いガードをLeBronが勝負どころの1-on-1で潰してきた試合は数限りなくあります。LeBronが得意とするところでしょう。一旦抜いたように見えてもレイアップを後ろからブロックというのはStephen Curryその他犠牲者多数です。なのになぜこのマッチアップをそのままにして攻めたのか。
この日も含めてここ数試合Oladipoのアウトサイドシュートはまったく当たっていませんでした。レイアップで勝負に来る可能性が高いのは誰もがわかっている。その上ショットクロックぎりぎりまで引っ張った。これではレイアップ時にフェイクの心配もないLeBronは余裕もって跳べるでしょう。策がなさすぎる。あのブロックができる選手は極わずかでしょうがLeBronがアレをやってのけた場面は何度でもあるのに、なぜあのプレーを選択したのか。McMillanの指示かOladipoの独断かはわかりませんが、悔いの残るプレーです。あれがLeBronとの真剣勝負を数多くこなしてきているGolden State Warriorsだったらあんなプレー選択は絶対しなかったと断言できます。普通の試合なら悪いプレーではなくても、勝負のかかった場面でLeBron Jamesを相手にするべきプレーではない。
3秒残りでの最後のClevelandの攻撃に対する守りもあまりにもお粗末で、ひどいというよりびっくりしてしまいました。LeBronのYes manであるCleveland HC Tyronn LueがLeBron以外の選手に打たせるコールをするわけがないのになぜあんなに簡単にLeBronにボールが渡って、その上シングルカバーなんでしょうか。いやLueでなくてもあの場面でLeBron以外の選手をコールするというのはほとんど無理です。残り3秒なんだから凝ったプレーは絶対にありえず、LeBronにダブルチームで、あとは当たっているKyle Koverに背で大きく勝るディフェンダーをつけておけば時間切れまで僅かなのだからKoverは無理でもそのまま頭越しの3を打つしかなくなる。もしそれでサードオプションの例えばJR Smithがフリーになったとしても時間は極々僅か。そこへボールがまわる可能性は低く、よしんば打たせてそれが入っちゃったらしょうがない。でもそれがLeBronにシングルカバーはあの場面ではあり得ないですよ。このディフェンスの指示はHCの指示で間違いないでしょうから、HCの失敗での敗戦と思います。
いろいろな切り口があると思いますが、まずPacersのあまりにもベタで無策な最後の攻防をひとくさり批判してみたいと思います。PacersのHC Nate McMillanはここまでよくPacersをまとめ上げてきたとは思いますが、最後のポゼションはあまりにもひどい。あなた方はLeBronの試合を見たことがないのか?という内容です。
まずPacersが試合時間約30秒残りで得たポゼション。同点でショットクロックを使い切ればCavaliersに残される時間は5秒ほどという場面。ここでVictor OladipoとLeBron Jamesの正面での1-on-1。背の低いガードをLeBronが勝負どころの1-on-1で潰してきた試合は数限りなくあります。LeBronが得意とするところでしょう。一旦抜いたように見えてもレイアップを後ろからブロックというのはStephen Curryその他犠牲者多数です。なのになぜこのマッチアップをそのままにして攻めたのか。
この日も含めてここ数試合Oladipoのアウトサイドシュートはまったく当たっていませんでした。レイアップで勝負に来る可能性が高いのは誰もがわかっている。その上ショットクロックぎりぎりまで引っ張った。これではレイアップ時にフェイクの心配もないLeBronは余裕もって跳べるでしょう。策がなさすぎる。あのブロックができる選手は極わずかでしょうがLeBronがアレをやってのけた場面は何度でもあるのに、なぜあのプレーを選択したのか。McMillanの指示かOladipoの独断かはわかりませんが、悔いの残るプレーです。あれがLeBronとの真剣勝負を数多くこなしてきているGolden State Warriorsだったらあんなプレー選択は絶対しなかったと断言できます。普通の試合なら悪いプレーではなくても、勝負のかかった場面でLeBron Jamesを相手にするべきプレーではない。
3秒残りでの最後のClevelandの攻撃に対する守りもあまりにもお粗末で、ひどいというよりびっくりしてしまいました。LeBronのYes manであるCleveland HC Tyronn LueがLeBron以外の選手に打たせるコールをするわけがないのになぜあんなに簡単にLeBronにボールが渡って、その上シングルカバーなんでしょうか。いやLueでなくてもあの場面でLeBron以外の選手をコールするというのはほとんど無理です。残り3秒なんだから凝ったプレーは絶対にありえず、LeBronにダブルチームで、あとは当たっているKyle Koverに背で大きく勝るディフェンダーをつけておけば時間切れまで僅かなのだからKoverは無理でもそのまま頭越しの3を打つしかなくなる。もしそれでサードオプションの例えばJR Smithがフリーになったとしても時間は極々僅か。そこへボールがまわる可能性は低く、よしんば打たせてそれが入っちゃったらしょうがない。でもそれがLeBronにシングルカバーはあの場面ではあり得ないですよ。このディフェンスの指示はHCの指示で間違いないでしょうから、HCの失敗での敗戦と思います。
総括すればこれが現在のPacers、Nate McMillanの力の限界と呼んでもいいもでしょう。プレーオフのぎりぎりの戦いができていないと。まだまだ修行中ってことでしょう。
その最後の攻防はともかく、LeBronのこの日の44点は、第2戦の46点よりも遥かにすごかった。インサイドを攻めまくりPacersディフェンスを押し潰して得点強奪という感じ。これをやられたらどこのチームも勝てないだろという感じの試合でした。(それでも粘って最後に同点に持ち込んだんですからPacersも褒めるべきですが)もしPacersが次戦で対策するとなるとこの日よりも早めのヘルプや「見せヘルプ」を多用して牽制するぐらいでしょう。止められそうな気がしなかったです。今シリーズLeBronストッパーとして効果を挙げていたBojan Bogdanovićも、Domantas Sabonisも健闘すれどこの日のLeBronの勢いでは為す術なしということになりました。Koverが前半のハズレにめげずに後半盛り返したりJosé Calderónといった脇役も頑張ってLeBronを助けました。
さすがにここからClevelandの2連敗はないだろうとは思いますが、スケジュールが少し詰まっているので次戦でLeBronが今日のようなインサイドゴリ押しの40得点試合ができるかどうかはわからない。Pacersが地元に帰って抵抗できるのか、Clevelandのサイドキャストが第4戦のようにLeBronの負担を減らして勝負を決められるのかどうか。
その最後の攻防はともかく、LeBronのこの日の44点は、第2戦の46点よりも遥かにすごかった。インサイドを攻めまくりPacersディフェンスを押し潰して得点強奪という感じ。これをやられたらどこのチームも勝てないだろという感じの試合でした。(それでも粘って最後に同点に持ち込んだんですからPacersも褒めるべきですが)もしPacersが次戦で対策するとなるとこの日よりも早めのヘルプや「見せヘルプ」を多用して牽制するぐらいでしょう。止められそうな気がしなかったです。今シリーズLeBronストッパーとして効果を挙げていたBojan Bogdanovićも、Domantas Sabonisも健闘すれどこの日のLeBronの勢いでは為す術なしということになりました。Koverが前半のハズレにめげずに後半盛り返したりJosé Calderónといった脇役も頑張ってLeBronを助けました。
さすがにここからClevelandの2連敗はないだろうとは思いますが、スケジュールが少し詰まっているので次戦でLeBronが今日のようなインサイドゴリ押しの40得点試合ができるかどうかはわからない。Pacersが地元に帰って抵抗できるのか、Clevelandのサイドキャストが第4戦のようにLeBronの負担を減らして勝負を決められるのかどうか。