カレッジフットボールのルール変更でキックオフのルールがまた変わります。今度のルールはキックオフ(パントは関係ないです)で相手陣25ヤードより後ろでフェアキャッチされたものは全て25ヤードから試合再開となるというもの。基本的にはキックオフリターンが発生しなくなろうとしているということです。キックオフリターンでは全員のスピードが乗っているし予測できない角度で相手の選手と遭遇してしまうためケガの発生率が他のプレーよりも高く、ケガの重篤度は遥かに高い。

数年前にキックオフの全廃をGreg Schiano(当時RutgersのHC)が言い出したときは本気にする人は少なかったかと思いますが、現実的にその方向に動き出したと言って良さそうです。ただ単純にキックオフを全廃にしてしまうとオンサイドキックが消滅してしまうためエンドゲームで追うチームの粘りの機会も消えてしまう。そこを確保したままで危険なリターンを実質上なくすという策として今回のルール変更ということですね。

どうでしょうか。こうなるとキックオフ側は逆風でもキッカーの飛距離が足りなくてもほとんどタッチバックを得られる距離に蹴ることができます。リターン側から見れば15ヤード付近でキャッチ=キックした側のカバーはたぶんキャッチする時にはもうすぐ近くに来ていると想定できるので基本的に全てフェアキャッチすることになる。キャッチミスでボールに選手が殺到する場面は残りますが、それはたぶん危険度は全速力での衝突よりは低いのでしょう。(これもダメとなるとパントもできないですから)

現行のエンドゾーンにキックオフが入ると25ヤードからというルールもタッチバックを多くする意図で導入されたんですが、これはあまり成功ではなかった。キック側がわざとエンドゾーン手前へのキックを狙って、レシーブ側にリターンを強要することになったためです。Alabamaがこのキックオフを好みましたね。