NBAプレーオフ一回戦、東カンファレンスを三連覇中のCleveland CavaliersがIndiana Pacersとの初戦で惨敗98-80で黒星発進となってます。LeBron JamesがClevelandに復帰以来、プレーオフの一回戦は全て4戦全勝のスイープで切り抜けてきていたのが、黒星スタート。
過去の3シーズンは東カンファレンスの2位1位2位でレギュラーシーズンをフィニッシュしていたのが今季は4位。当然のことながら一回戦の対戦相手は5位の相手ですから過去のシーズンよりは手強いわけです。LeBronはシーズン終盤「3位でも4位でもプレーオフになればやることは同じ」とレギュラーシーズンの順位にこだわりがないようなことをうそぶいていたんですけれど、この黒星スタート、それも序盤から大差をつけられての惨敗はやはり4位まで落ちると幾らLeBronがいたとちてもちと事情が異なるんだなと思い知らされたことになります。
IndianaはVictor Oladipoが32得点。LeBronのガードに付いた大型のBojan Bogdanovicが健闘。LeBronと過去の因縁のあるLance Stephensがモンスターダンクを含め躍動。Myles Turnerの粘り強い攻守、と良いところがしっかり出ての快勝になってます。最大でたぶん23点差ぐらい?から最少7点差ぐらいまでClevelandに迫られながら、そこからの押し返しのオフェンスが良かった。難しいレイアップやミドルジャンパーを決め、ディフェンスできっちりClevelandのキープレーヤーを抑え込みました。LeBronが早めにあきらめてボールを手放す場面多し。

勝ち試合というのはどのスポーツでも勝った側がよく見えるものですからこの一試合で云々できませんが、LeBronの元気がないのが気になります。プレーだけでなく顔、ジェスチャーも。試合後のOladipoのコメントが集中力を試合後も保っているような気合の入ったものでした。Thunderに移籍した頃とはまるで違う、一皮剥けたなという姿勢に今シリーズの今後が期待できそうです。第2戦は水曜日まで試合がありません。ClevelandとIndianaは近場ですから地元に帰って調整でしょうし第2戦、Clevelandのシュートが入らないようだとCavs大ピンチになるかもしれません。

試合中にアナウンサーが紹介していたところによるとIndiana Pacersは今季全国放送で試合が放送されたのがたったの1回だとか。対するCavsは38試合だか36試合だかと言ってました。無印IndianaがいきなりNBAプレーオフ一回戦の注目の的になるのか。