カレッジバスケットボールが終わり、ここからはアメスポの春の模様替えのシーズン。先週始まったMLBのシーズンが各地で展開される中、NBAとNHLがプレーオフの最後の追い込みの時期。そしてNFLのドラフト、ゴルフの年間最大のイベントMastersと盛りだくさんの時期になります。まずはNBAから。
NBAは過去3シーズンのFinalsを戦った東西の本命が今年はそれぞれ問題を抱えて、レギュラーシーズンでの各カンファレンスでの首位はもう諦め状態。まず東のCleveland Cavaliersはトレード期限に大きくチームを改変。改変直後こそ完勝の試合をやってのけたもののその後は勝ち星も伸びず現在東3位。それも上の2チームには追いつけないゲーム差。下は本日時点で4位Philadelphia 76ersと0,5ゲーム差、5位Indiana Pacersとは1ゲーム差。それぞれ5〜6試合を残しています。ClevelandとPhiladelphiaは直接対決も残しておりClevelandの4位転落は現実味のあるシナリオと言えます。まあ長年の経験上、どうしても勝たなくてはいけないとなればLeBron Jamesが全部なんとかしてくれるのだろうな‥ってことで最終的には3位は確保するのかもしれません。そもそもを言うと3位でも4位でもあまりプレーオフに臨む状況は変わらないとも言え、LeBronのここ一発の踏ん張りが見られるのはプレーオフに入ってからなのかもしれません。
西のGolden State Warriorsは連覇の大本命とされますが、レギュラーシーズンでは西の首位Houston Rocketsに本日時点で6ゲーム差をつけられており逆転不可能。同時に3位のPortland Trailblazersとも大差がついており順位が落ちることもない。既に先週から消化試合モードに入っており主力が軒並み出場しない試合もやってます。今季前にNBAからのお達しが出て、主力選手を休養で休ませるならホームで、全国放送の試合じゃないときに休ませろと言われているのもあってホームの試合はまるでやる気なしです。
Golden Stateが2位通過でも西の本命であろうというのはたぶん事実なのでしょう。現在の西の順位のままだと西でプレーオフの経験値の高いSan Antonio SpursやOklahoma City Thunderは4位5位に収まり、そうするとWarriorsとはプレーオフ二回戦では当たらない。2位の方が楽かもしれないほど。主力選手をしっかり休ませたWarriorsがあっさりと西カンファレンス決勝まで出てきそうです。
ただ問題が。Warriorsが過去3シーズン最強と目されながら3連覇していないのは一昨年のFinalsでの3勝1敗から大逆転負けでCleveland Cavaliersに王座を明渡したからですね。でなぜあのとき逆転負けしたかというとDraymond Greenの退場がシリーズの流れを変えたからだ、というのはほぼ一致した意見であろうと思います。フレイグラントファールが累積していて次のフレイグラントで自動的に出場停止になる状態で、Finals第4戦にLeBronの挑発行為にまんまと引っかかって第5戦出場停止、第5戦をClevelandがとってシリーズの流れがすっかり変わってしまったのでした。
それが今季となにが関係あるかというと、今年もまたWarriorsのフレイグラントや退場がかさんでいるのです。今季Warriorsは10人が退場を喰っている。これ、なんと過去15シーズンのどのチームより多く、Warriors自身の過去10シーズンの総計よりも人数が多いとか。Kevin Durantは今季5回退場。Durantは今季がNBA11シーズン目ですが、過去10シーズンで退場はたったの1度。シーズン5度以上の退場を記録した選手は過去25シーズンでRasheed Wallaceただ一人。
Warriorsの今季は序盤から変でした。Stephen Curryがマウスピースを審判に投げつけたときは退場や出場停止にはならなかったものの、評判の悪い選手だったらあれも出場停止ものの行為だったでしょう。あれは事後的にNBAは出場停止にしても良いのではと思いましたがそうはならず。StephにしてもDurantにしても元々態度が悪いという選手ではない。それがなぜ今年はこれほど次々と問題を起こすのか。Durantなんてなんか不機嫌そうな顔をしているシーンが多いです。これほど勝ち続けていてなにがそんなに不満なのか。
戦力が全員揃えばきっとWarriorsはプレーオフを勝ち抜くのでしょう。しかし本当に全員揃うのか。レギュラーシーズンに驕ったようなシーズンを過ごしていたのがプレーオフになるとピシッと風紀を正して勝ち込めるのかどうか。Draymond一人抜けただけで2年前にあれほどガタガタになった記憶はもうWarriorsにないのか。そうでなくてもCurryはプレーオフになると成績が低迷するのは毎年のことです。今季後オプトアウトできるKevin Durantはこの空気の澱んだようなWarriorsに残るのか（今季後LeBronとDurantが両方Lakersに行くという妄想が私の頭から離れません）。それ以前にこの驕ったWarriors、勝てるのか。
Houston、Boston、Cleveland、どこも決め手を欠きますから結局Warriorsが勝つのかもしれないですが、今年はちょっと変なプレーオフになるかもななんて思います。
NBAは過去3シーズンのFinalsを戦った東西の本命が今年はそれぞれ問題を抱えて、レギュラーシーズンでの各カンファレンスでの首位はもう諦め状態。まず東のCleveland Cavaliersはトレード期限に大きくチームを改変。改変直後こそ完勝の試合をやってのけたもののその後は勝ち星も伸びず現在東3位。それも上の2チームには追いつけないゲーム差。下は本日時点で4位Philadelphia 76ersと0,5ゲーム差、5位Indiana Pacersとは1ゲーム差。それぞれ5〜6試合を残しています。ClevelandとPhiladelphiaは直接対決も残しておりClevelandの4位転落は現実味のあるシナリオと言えます。まあ長年の経験上、どうしても勝たなくてはいけないとなればLeBron Jamesが全部なんとかしてくれるのだろうな‥ってことで最終的には3位は確保するのかもしれません。そもそもを言うと3位でも4位でもあまりプレーオフに臨む状況は変わらないとも言え、LeBronのここ一発の踏ん張りが見られるのはプレーオフに入ってからなのかもしれません。
西のGolden State Warriorsは連覇の大本命とされますが、レギュラーシーズンでは西の首位Houston Rocketsに本日時点で6ゲーム差をつけられており逆転不可能。同時に3位のPortland Trailblazersとも大差がついており順位が落ちることもない。既に先週から消化試合モードに入っており主力が軒並み出場しない試合もやってます。今季前にNBAからのお達しが出て、主力選手を休養で休ませるならホームで、全国放送の試合じゃないときに休ませろと言われているのもあってホームの試合はまるでやる気なしです。
Golden Stateが2位通過でも西の本命であろうというのはたぶん事実なのでしょう。現在の西の順位のままだと西でプレーオフの経験値の高いSan Antonio SpursやOklahoma City Thunderは4位5位に収まり、そうするとWarriorsとはプレーオフ二回戦では当たらない。2位の方が楽かもしれないほど。主力選手をしっかり休ませたWarriorsがあっさりと西カンファレンス決勝まで出てきそうです。
ただ問題が。Warriorsが過去3シーズン最強と目されながら3連覇していないのは一昨年のFinalsでの3勝1敗から大逆転負けでCleveland Cavaliersに王座を明渡したからですね。でなぜあのとき逆転負けしたかというとDraymond Greenの退場がシリーズの流れを変えたからだ、というのはほぼ一致した意見であろうと思います。フレイグラントファールが累積していて次のフレイグラントで自動的に出場停止になる状態で、Finals第4戦にLeBronの挑発行為にまんまと引っかかって第5戦出場停止、第5戦をClevelandがとってシリーズの流れがすっかり変わってしまったのでした。
それが今季となにが関係あるかというと、今年もまたWarriorsのフレイグラントや退場がかさんでいるのです。今季Warriorsは10人が退場を喰っている。これ、なんと過去15シーズンのどのチームより多く、Warriors自身の過去10シーズンの総計よりも人数が多いとか。Kevin Durantは今季5回退場。Durantは今季がNBA11シーズン目ですが、過去10シーズンで退場はたったの1度。シーズン5度以上の退場を記録した選手は過去25シーズンでRasheed Wallaceただ一人。
Warriorsの今季は序盤から変でした。Stephen Curryがマウスピースを審判に投げつけたときは退場や出場停止にはならなかったものの、評判の悪い選手だったらあれも出場停止ものの行為だったでしょう。あれは事後的にNBAは出場停止にしても良いのではと思いましたがそうはならず。StephにしてもDurantにしても元々態度が悪いという選手ではない。それがなぜ今年はこれほど次々と問題を起こすのか。Durantなんてなんか不機嫌そうな顔をしているシーンが多いです。これほど勝ち続けていてなにがそんなに不満なのか。
戦力が全員揃えばきっとWarriorsはプレーオフを勝ち抜くのでしょう。しかし本当に全員揃うのか。レギュラーシーズンに驕ったようなシーズンを過ごしていたのがプレーオフになるとピシッと風紀を正して勝ち込めるのかどうか。Draymond一人抜けただけで2年前にあれほどガタガタになった記憶はもうWarriorsにないのか。そうでなくてもCurryはプレーオフになると成績が低迷するのは毎年のことです。今季後オプトアウトできるKevin Durantはこの空気の澱んだようなWarriorsに残るのか（今季後LeBronとDurantが両方Lakersに行くという妄想が私の頭から離れません）。それ以前にこの驕ったWarriors、勝てるのか。
Houston、Boston、Cleveland、どこも決め手を欠きますから結局Warriorsが勝つのかもしれないですが、今年はちょっと変なプレーオフになるかもななんて思います。
元々そんなに短気に見えるタイプではないですが、フラストレーションを貯めてるのですかね?
しかも、シーズン5度以上の退場を記録した選手として引き合いに出されたのがあのRasheed Wallaceというのが笑えます。 気性がはげしくテクニカルファウルは当たり前、ある試合では自分に不利な判定をしたレフェリーに対して、試合後レフェリーが駐車場から出てきたところを待ち伏せて因縁をつけるというチンピラまがいのことまでやった選手です。
こんな選手と一見温和そうなKevin Durantが退場の数で並ぶとは、数年後にトリビアのネタになりそう。
また、Warriorsですが、Westの第2シードも確定しておりモチベーションが上がる要素がないのでしょうね。 ただ、プレイオフで別チームに変貌する可能性はあります。これから始まる激しいプレイオフに備えて、今は冬眠中とも考えられます。
全チーム中半分強がプレイオフに出られることもあり、レギュラーシーズンは準備期間で本番はプレイオフとファイナルくらいの割り切りも可能なのがCavsやWarriorsなど強豪チームではないでしょうか。 そろそろ始まるプレッシャーも強度もレギュラーシーズンと全然違う戦いに向けて、今はひたすら準備とコンディショニングの時期。
そんな感じがしてなりません。