NCAAトーナメント16強の一日目4試合が開催。予想がまるで外れてKentucky、Gonzagaが敗退。この日の4試合で私のブラケット予想はひとつも当たらず。既に第1~4シードが敗退していてKentucky圧倒有利かと思われた南地区は第9シードKansas Stateと第11シードLoyola-Chicagoというカードに。このどちらかのチームが次週のFinal Fourに進むことが確定。Loyolaは試合序盤で相手のNevadaに得点差を離されて、ミラクルランも今日までかなと思わせたんですが、そこから一気に盛り返してハーフタイムまでにリード。試合の最後もクラッチシュートでNevadaを振り切っています。これでトーナメント3勝、その3試合合計で4点差で3試合勝ってます。それもエースの選手がいるわけではなく代わる代わる違う選手が決勝ゴールを決めている。こういうチームが出てくるのがNCAAトーナメントの楽しみですね。

西地区。こちらも第1&2シードが二回戦で敗退、Sweet 16まで残った各校にチャンスがあったわけですが、第9シードFlorida Stateが75−60で第4シードGonzagaに快勝。Florida State、シーズン中は激戦区ACCで揉まれて負けもこんでいたんですが、ここへ来てピークパフォーマンスでエリート8進出です。日本期待のGonzaga Rui Hachimuraはこの日怪我人もあってことから今季二度目となる先発出場。敗戦の中健闘したと思います。特に前半。後半はマークされて自由にできませんでしたが、これは仕方のないところ。この日のスタッツは36分出場16得点(チームトップ)9リバウンド5/12, フリースロー6/8 3ポイント0/0。
また別項で書きますが、この内容からしてやはりNBAドラフトにはアーリーエントリーすべきであると思います。今日Florida Stateに後半苦労した理由はACCの大型選手に相対したときの経験不足。大型有力選手が皆無のマイナーカンファレンスに所属するGonzagaで今季以上のスタッツの数字を並べたとしてもNBA的には能力の証明にもならないし、本人にとってもその部分の能力の向上にもならないでしょう。Hachimura選手にしか興味のない日本のバスケファンからは物足りない今期最終戦に見えたかもしれませんが、他校のアーリーエントリーエントリーする有力選手たちも今日のHachimura程度のスタッツで堂々エントリーしますから。毎年そうですし。(例えばKentuckyの今季のエース1年生Kevin Knoxの今日カレッジ最終戦のスタッツは34分13点8リバウンド 5/10, FT 2/2, 3pt 1/3。Knoxはロッタリーピックの選手です)

西地区は第3シードのMichiganが圧勝でエリート8でFlorida Stateと対戦。Michigan、うーん。派手に勝ってますね。意外です。今日の結果、Florida State、Michigan、Loyola-Chicago、Kansas Stateの4校のうちのどれかが全米優勝戦進出することも確定しています。