今年のMarch Madness=NCAAトーナメントの組み合わせが日曜日に発表になってます。ところどころシード順に疑問の残る組み合わせもある。上位の強さが抜きん出ていない。シード順4位5位辺りまで十分に優勝を狙えそうな荒れるトーナメントが期待できそうに見えます。First Fourは火曜日から、一回戦の本番スタートは木曜日から。

この状況では推すチームを選ぶのも難しいところなんですが、EastのトップシードとなったVillanovaを本命として推しておこうかと思います。シーズン中の勝ちこんでいた時期のVillanovaの勝ちっぷりが印象的なのと、Eastの他校にあまり怖い相手がいなさそうだからという理由です。但し東の第5シードとなったWest Virginiaは不気味。West Virginaha試合内容戦績、第5シードは低くないか?という感じがしています。West VirginiaとVillanovaは順当なら三回戦=Sweet 16での対戦になります。

MidwestのNo. 1シードとなったKansasの地区はかなり難敵が多いのですんなりKansasを推しにくい。No. 2 Duke, No. 3 Michigan Stateとエリート校がいるかと思えば、Rhode IslandやNC StateやSeton Hallといった好チーム、New Mexico StateやFirst Fourから上がってくるであろうSyracuseなどがいてエリート校もすんなりと勝ち上がれるか疑問のある激戦の地区のように見えます。個人的な好みでこの地区はMichigan Stateの勝ち上がりを予想。

APランクトップのVirginiaは南の第1シードに。ここはVirginiaにとっては良い地区を引き当てたように見えますね。第2シードにCinicinnati、以下Tennessee、Arizona、Kentucky、Miami-FLとどれもちょっとオーバーレイテッド気味な学校が並びます。VirginiaとCinicinnatiはともにロースコアリングゲームを得意とするディフェンスのチーム。この2トップを打ち破るような突発的な攻撃力を持つチームとなるとKentuckyが穴馬、と言いたいところですが、Kentuckyの一回戦の対戦相手のDavidsonは侮れない。トップシードに当たる前にあえなく敗退だってありえます。この地区の注目の序盤カードはVirginiaの二回戦対Creighton戦としておきましょう。

第1シードにBig Eastから選ばれたのがXavier。XavierとCinicinnatiは同市内ライバルで、シーズン序盤にXavierがCinicinnatiに完勝。これがずっと効いてCincinnatiは勝てども勝てどもランキングでXavierを抜けず、逆にXavierはそこここで負けても常にCincinnatiのすぐ上でランキングが下げ止まるというシーズンでした。Cincinnatiのランク下支えのおかげもあってXavierはAPランクで3位と好位置でSelection Sundayに突入、第1シードも獲得しました。Xavierの地区には昨年の覇者North Carolina、昨年の準優勝校Gonzaga、Big Tenでシーズン前からの予想外に勝ちこんだMichiganとOhio State、Big Eastトーナメントでもいいところを見せたProvidence、Americanで決勝に進んだ好調Houston、San Diego Stateなど多くの好チームを含みます。一番読みにくいのがこの地区ではないでしょうか。