昨夜ACCトーナメントの準決勝としてカレッジバスケットボールの名門ライバルDuke Blue Devils対North Carolina Tar Heelsの試合がありました。結果はNorth Carolinaが振り切って74~69で勝利。同州内のライバル、カレッジバスケットボールの最大の近隣ライバル校として人気の両校の今季3度めの対決はTar Heelsが序盤からリード、Dukeも粘ったものの結果としてはNorth Carolinaの良さが目立った試合になってます。今季の戦績ではDukeが上としてNCAAトーナメントに行くのでしょうが、シーズン後半になってから調子を上げてきたようにも見えるNorth CarolinaのNCAAトーナメントでの活躍も期待できそうです。
この試合、途中でまたDukeのGrayson Allenが故意反則をとられる相変わらずの性格の悪さを感じさせる場面などあり、結局カレッジで4年いてもあんまり成長しないというか性格は変わらないのかと、なんかがっかりするような試合でもありました。Allenは一応これでもドラフト候補、1巡目下位での指名を予想する声が多いですが、いつまでもこんなことをやっているとドラフト順にも響きそうです。

今回のACCトーナメントはニューヨークブルックリンのBarclay Centerでの開催です。先日Big Tenトーナメントをニューヨーク市内Madison Square Gardenで一週間前倒しにしてやっていたのと、恒例のBig Eastトーナメントと併せてメジャーカンファレンスのトーナメントがニューヨークで3つも行われていることになります。Big TenはRutgersが加入、ACCはSyracuseが加入した縁もあってのニューヨーク進出とうことなのでしょう。Big Eastがキリスト教校(よって比較的小規模校)ばかりのカンファレンスに模様替えしてもバスケカンファレンスとしてトップクラスを維持しているものの、巨大カンファレンスのBig TenやACCから見ると大都市ニューヨーク進行のチャンスと見えるのでしょうね。そしてACC/Big Tenからするとそれぞれの伝統的な地盤とは違う場所ですが、相手より先にニューヨーク侵攻したいというビジネス的な意欲を感じさせる今季の場所選びでしょうか。

この日のDuke x North Carolina戦にはDukeのOBのNBA選手が多数来場。このカードが決まったのは前夜にNorth Carolinaが準々決勝を勝った後なので、来ていた皆はACCトーナメントをちゃんとフォローしていて、なおかつ急にニューヨークまで来たんだな、みんな好きだね、という感じでした。Kyrie Irving, Jayson TatumのCelticsコンビは並んで観戦、JJ Redick, Mike Dunleavyなど。現役のNBA選手はシーズンが丸かぶりになるのでなかなか出身校の試合を現地観戦する機会は少ない。特にDuke x North Carolinaとなるとノースカロライナ州の小都市での試合で行くとなるとわざわざ乗り込む感じになるのと比較するとニューヨークでの試合は見に行きやすいんでしょうね。Redickの76ersは日曜日に同じ会場でBrooklyn Netsとの試合が予定されているのでチームと離れて先乗りでニューヨーク入りでしょうか。それともチーム全体ちょうどタイミング良くニューヨークにいたのか。Celticsの二人はわざわざボストンから飛んできたんでしょうね。