Super Bowlのモンスター番組化は既に深く定着しておりSuper Bowlそのものやプロフットボールの優勝戦という以上の存在になっています。たぶんこの日の在宅率、もっと言えばTVのある部屋に人がいる率はものすごいことになっているはずです。

今年第14回目となったPuppy Bowl XIV。愛らしい子犬が出てきてフットボールをやるほのぼの番組です。毎年Super Bowl当日の番組として人気を集めています。動物番組専門局Animal Planetが放映。これに対抗してKitten Bowlってのも後発でできました。こちらは愛猫家向けですね。世の一般男性がテレビにかじりついていてどこへも連れて行ってくれない日曜日、試合が始まる前に子どもたちや女性が見るわけですねー。フットボールファンや男友達だけなら当日延々やっている試合予想だのSuper Bowlにまつわる与太話だの来場したセレブや他チームのスターへのインタビューなどを見ていればいいのですけれど、それでは家族は退屈してしまうでしょう。ですからPuppy Bowlなのです。
このPuppy Bowlの視聴率が馬鹿になりません。今年の分の結果はまだ出てないですが250-330万人といったAnimal Planetとしては桁外れの年間最高の数字を叩き出す。それどころか年によっては全ケーブル局の非スポーツの番組の年間最高視聴率さえ出すのです。この日アメリカ人がどれほどTVの前に座っているかがおわかりになるかと思います。シーズン中と違って普段フットボールを見ない家族も揃って在宅、テレビの前でわいわいやっている姿が見えるようです。幸せですよね。
以前はセクシー女性が登場するLingerie BowlというのもSuper Bowl当日にあったわけですが、そちらはあまりの人気に独立したスポーツ興行(LFL=Lingerie Football League、その後Legend Football Leagueに改称)になって海外進出までしてしまったのはご存知の通りです。

Super Bowlの時間帯は車の通行量が減るというのは聞いたことはありますが、私は実際に見たことがないです。というのも私はその時間帯に家から出ないからですね。ただもう10年ぐらい前だか一度、第1Q後半になってどうしても欠かせない食材がないことが判明して、近所の大型食品スーパーに行く羽目になったことがありました。で行ったらガラッガラでした。普段の日曜日の夕方なんてレジに列ができていて当たり前ですが、マジ人いないなと私はとてもウケてしまいました。私以外には男性客はたったの1名。あとは母子連れとか、ホント閑散としていてSuper Bowlってすごいんだねと実感しました。一方午後4時5時ぐらいは逆に混んでますよ。アルコール飲料スナック菓子を始めとした必要な物資を補給部隊が買い付けに来ています。行って観察したことはありませんが、それがキックオフが迫るにつれてどんどん人が減っていくんでしょうねぇ。

他のスポーツイベントのスケジュールもSuper Bowlシフト。シーズン中であるNBA,NHL,NCAAカレッジバスケは西海岸のPac-12の1試合を除いてすべて東部時間の正午または1PM開始でした。つまり6時半キックオフのSuper Bowlが始まる前にとうに試合は終わって観客も選手も職員も皆自宅に帰れるスケジュールで開催されたってわけです。そういうスケジュールじゃないとシーズンチケットホルダーも来てくれないから、ですね。

Super Bowlの影響は当日に限りません。明けた月曜日を最近ではSuper Sick Mondayと呼ぶようです。Super Bowlパーティで楽しみ過ぎて翌日月曜日に病欠が多発するのです。全米で1400万人が仕事を病欠しているとされます。寒い時期ですからたまたまみんな揃って風邪をひいたのでしょうたまたま。そういう日なのです。

すべてがSuper Bowlの都合にそって動く一日。それが社会現象としてのSuper Bowlなのです。