噂と謎とコート上の低迷が一度に襲いかかってきている昨季の準優勝チームであるCleveland Cavaliers。今日の@San Antonio Spurs戦でLeBron Jamesがキャリア30,000得点に到達。NBA史上7人目の快挙であり、最も若くこの節目に到達です。前の二試合で16得点18得点とLeBronとしては低得点にとどまったため達成がこの日にずれ込んでいました。過去の6名の達成者はKareem Abdul-Jabber, Karl Malone, Kobe Bryant, Michael Jordan, Wilt Chamberain, Dirk Nowitzki。盟友のDawyne Wadeからも熱い祝福を受けての快挙を祝うことができました。
しかしながらチームはこの日も敗戦。最近7試合で1勝。ディフェンス崩壊の試合が目立つ。年明けからIsaiah Thomasが加入(オフシーズンにトレードで来ていたが怪我でここまでプレーができず)して得点力は伸びるはずだったのが成績はさらに下降。非公開のチームミーティングが行われたそうですが相当に紛糾した模様。LeBronはそのミーティングや内紛については完全ノーコメント。チーム内で批判の対象となっているのではと推測されているKevin Loveはミーティングの中身には触れないものの比較的穏やかにチームの復活を期して一丸になって行くよ、なんてコメントを出している。Loveが非公開の病気をしていて離脱するかどうかでもめているとかなんとかいう変な情報も飛び交っている。HCのTyronn Lueは実はクビ間近なのではないかという観測が出たり、Loveを放出対象にしてトレードを模索中だとも言う。話がバラバラなのです。現実的に動いているトレードはSacramento KingsのGeorge Hillを獲得だとか。George Hill、悪い選手ではないですがこの時点でHillを獲ってどうなる、というと…
今のCavaliersの布陣というのは大半はLeBronの好みで獲ってきた選手たちです。HCのLueからしてLeBronが前任のHCをクビにしてお気に入りのアシスタントだったLueをHCに就けたようなもの。LeBronがCavsに復帰するときの条件として獲得したLoveもそうだし、親友のWadeもそう。さすがに今年は切りましたがMiami Heat時代からのお気に入りのJames Jonesが試合ではまったく使えないのにずっと腰巾着でロースターを占めていたりもした。3ポインターのスペシャリストが欲しいと言って獲ってきたのがKyle Kover。それぞれは悪い選手とは言いませんが全体のバランスが極悪い。揃ってディフェンスは期待できない選手。それに加えてオフのKyrie Irvingの緊急トレードの結果でやってきたThomasは好選手ですがディフェンスでは並または並以下の選手。最近のCavsのディフェンス崩壊の試合の数々は調子が悪いとかではなく、このメンバーでは仕方ないのではないかという評判になっている。つまり立て直し不能なのではないかと。
その他にも今シーズン前に加入した元MVP Derrick Roseはシーズン当初こそ活躍しましたが途中離脱、最近復帰。こちらは年齢こそまだまだ若いのに完全にキャリア晩年モード。その途中離脱も理由がよくわからず、どうもメンタルヘルスの問題であったらしい。でそれにからんで、LoveがRoseは健康問題でチームを離れてもOKで、なぜ自分の健康問題での離脱はダメなのかとゴネたという噂もある。噂だらけでさっぱりわからない。それもこれも勝ってさえいれば良いんですがなにせさっぱり勝てなくなっているので話が厄介です。
Milwaukee BucksがHCだったJason Kiddを今週解任しました。シーズン前はMilwaukeeは戦力が整って、Greek Freak Giannis AntetokounmpoがAll-NBA級に育って今季は優勝争いに加わるのではと期待されながら7位と低迷。3位のClevelandまで3ゲーム差ですから一気に順位を上げられるポジションではありますが、同時にプレーオフも逃しかねない位置でもある。この時点でのKiddの解任は仕方ないという気がします。で、そういう話がしたいのではなく、チームの将来ということを考えたら戦力が整ってきているのに突き抜けられないのはHCの力の差であって、HCの挿げ替えは当然の策だし、健全であるとさえ言えます。でもClevelandではそれができないんでしょう。それが不健全だなあと。LeBronのお気に入りだから無能でもLueを切れない。負けまくってるのに先発の入れ替えなしで突っ張ってるのが有能なHCの仕事には見えない。でも今季後に退団が見込まれるLeBronのご機嫌を損ねるからという理由で切れないならば(たぶんそう)なんとも残念な感じです。
まあプレーオフになればLeBronさんが気合を入れ直してギアを二段ぐら上げて一人ででも奮戦して勝ってくれる、というのは確かにそうなるんでしょうけれど、今年はFinalsまで行けなさそうなムード。それどころか一回戦から若い相手チームとの苦しいシリーズに引きずり込まれたりという姿も想像しないといけないのかなあという感じです。
しかしながらチームはこの日も敗戦。最近7試合で1勝。ディフェンス崩壊の試合が目立つ。年明けからIsaiah Thomasが加入(オフシーズンにトレードで来ていたが怪我でここまでプレーができず)して得点力は伸びるはずだったのが成績はさらに下降。非公開のチームミーティングが行われたそうですが相当に紛糾した模様。LeBronはそのミーティングや内紛については完全ノーコメント。チーム内で批判の対象となっているのではと推測されているKevin Loveはミーティングの中身には触れないものの比較的穏やかにチームの復活を期して一丸になって行くよ、なんてコメントを出している。Loveが非公開の病気をしていて離脱するかどうかでもめているとかなんとかいう変な情報も飛び交っている。HCのTyronn Lueは実はクビ間近なのではないかという観測が出たり、Loveを放出対象にしてトレードを模索中だとも言う。話がバラバラなのです。現実的に動いているトレードはSacramento KingsのGeorge Hillを獲得だとか。George Hill、悪い選手ではないですがこの時点でHillを獲ってどうなる、というと…
今のCavaliersの布陣というのは大半はLeBronの好みで獲ってきた選手たちです。HCのLueからしてLeBronが前任のHCをクビにしてお気に入りのアシスタントだったLueをHCに就けたようなもの。LeBronがCavsに復帰するときの条件として獲得したLoveもそうだし、親友のWadeもそう。さすがに今年は切りましたがMiami Heat時代からのお気に入りのJames Jonesが試合ではまったく使えないのにずっと腰巾着でロースターを占めていたりもした。3ポインターのスペシャリストが欲しいと言って獲ってきたのがKyle Kover。それぞれは悪い選手とは言いませんが全体のバランスが極悪い。揃ってディフェンスは期待できない選手。それに加えてオフのKyrie Irvingの緊急トレードの結果でやってきたThomasは好選手ですがディフェンスでは並または並以下の選手。最近のCavsのディフェンス崩壊の試合の数々は調子が悪いとかではなく、このメンバーでは仕方ないのではないかという評判になっている。つまり立て直し不能なのではないかと。
その他にも今シーズン前に加入した元MVP Derrick Roseはシーズン当初こそ活躍しましたが途中離脱、最近復帰。こちらは年齢こそまだまだ若いのに完全にキャリア晩年モード。その途中離脱も理由がよくわからず、どうもメンタルヘルスの問題であったらしい。でそれにからんで、LoveがRoseは健康問題でチームを離れてもOKで、なぜ自分の健康問題での離脱はダメなのかとゴネたという噂もある。噂だらけでさっぱりわからない。それもこれも勝ってさえいれば良いんですがなにせさっぱり勝てなくなっているので話が厄介です。
Milwaukee BucksがHCだったJason Kiddを今週解任しました。シーズン前はMilwaukeeは戦力が整って、Greek Freak Giannis AntetokounmpoがAll-NBA級に育って今季は優勝争いに加わるのではと期待されながら7位と低迷。3位のClevelandまで3ゲーム差ですから一気に順位を上げられるポジションではありますが、同時にプレーオフも逃しかねない位置でもある。この時点でのKiddの解任は仕方ないという気がします。で、そういう話がしたいのではなく、チームの将来ということを考えたら戦力が整ってきているのに突き抜けられないのはHCの力の差であって、HCの挿げ替えは当然の策だし、健全であるとさえ言えます。でもClevelandではそれができないんでしょう。それが不健全だなあと。LeBronのお気に入りだから無能でもLueを切れない。負けまくってるのに先発の入れ替えなしで突っ張ってるのが有能なHCの仕事には見えない。でも今季後に退団が見込まれるLeBronのご機嫌を損ねるからという理由で切れないならば(たぶんそう)なんとも残念な感じです。
まあプレーオフになればLeBronさんが気合を入れ直してギアを二段ぐら上げて一人ででも奮戦して勝ってくれる、というのは確かにそうなるんでしょうけれど、今年はFinalsまで行けなさそうなムード。それどころか一回戦から若い相手チームとの苦しいシリーズに引きずり込まれたりという姿も想像しないといけないのかなあという感じです。
Michel Jordanを思い出すとき必ずPippenやRodmanとのトリオが思い出され、Phil Jacksonとの師弟関係もまた呼び起されます。そのことが、(皆の記憶の中で)Jordanを単なるすごい選手ではなく偉大な選手にし、あの時のブルズを特別なチームにしているように思います。
LeBronのプレイが見られるもあと数年なのでしょうが、引退後、人々がLeBronというプレイヤーを思い出す時、LeBronと一緒に思い出されるのは誰なんでしょうかね?マイアミでのあのチーム(D-Wade、Bosh)は本当にケミストリーといえたのか。LeBronはJordanと並び称されるほど歴史に残るプレイヤーですが、なんとなく、時間とともにLeBron単体で思い出される選手になっていく気がしてます。