CFP優勝戦を振り返ってみたいと思います。まず試合前私は「Georgiaのアップセット」を予想しました。今季のプレーオフランキングでいえばGeorgiaはNo. 3であり、AlabamaはNo. 4。プレーオフ選考でもAlabamaは最後の4枠目に滑り込んだ学校です。GeorgiaはSEC優勝校であり、AlabamaはSEC西地区を勝てなかったチームです。それでもラスベガスの賭けでもAlabama優位、私も当然のようにGeorgiaが勝つ場合をアップセットを表現してしまいます。それだけカレッジフットボールファンにとってはAlabamaは信頼のブランドなんですね。その信頼は単なる盲信ではなかったということになるんでしょう。
前半終了時点で13−0でGeorgiaリード。点差はさほどつかなかったもののGeorgia優位ははっきりしていた。ランで微妙に長い3rdダウンを次々コンバートするなど、なぜこんなにうまく行くのかという感じの前半。着実にポイントを重ねる。PKの差も感じさせるなどもあってこのままロースコアリングゲームならGeorgiaかと思わせるところがあった。
それが後半冒頭からAlabamaが新一年生QB、今季意味のある時間帯でのプレーが皆無だったTua Tagoviloaに切り替えて伸びのあるロングパスでGeorgiaディフェンスの目先を変えると状況が大きく変わりました。経験値の低さから投げ捨てれば良いタイミングで無理に投げてINTを献上するというミスはありましたが、結果はQBの切り替えが奏功、Alabamaの追い上げを支えて同点、さらにはサヨナラFGに十分な位置までドライブを進めていきました。最後のドライブでもQBの経験不足は明らかで全然プレイクロックを見ていなくてベンチがタイムアウトをかけなければならなかったり、最後の最後にもう1プレー、エンドゾーンを狙ったプレーをしたかったんでしょうが、どんどんゲームクロックが減っていってあのままもしプレーしてちょっと長引いたらサヨナラFGを蹴る機会を逸しそうになってこれもベンチからタイムアウトをかけなくてはいけないハメに。
そんなこんなも延長戦での41ヤード決勝TDですべて帳消し。すごいやつがいるもんだな、という感じです。決してGeorgiaが悪かったわけではない。準備していなかった、予想もしていなかった相手の秘密兵器に対応しきれなかったということになるのでしょうね。

プレーオフ制になっての初年度にOhio Stateが優勝したときに似ているということになるんでしょう。あのときのOhio Stateもプレーオフ最後の枠に滑り込みで入ってから全米制覇。QB J.T. Barrettが負傷欠場になったのをバックアップQB(シーズン前の段階では第3QBだった)がチームを救ってBig Ten優勝戦そしてプレーオフと勝ち進んでの全米制覇でした。今回のAlabamaもそうですがプレー機会のない控えQBにも逸材が揃っているのがエリート校っていうことでしょうか。