Yuta Watanabeの試合がTVで見られるのはこれが最後かもしれませんので、ご報告しておきます。今日No. 6 Miami-FLをホームに迎えた試合がCBSSNで放送されています。相手のMiami-FLはバスケ校ではなく同校にとっては全米6位というランクはものすごく高い。今年はかなり強い学校が揃うACCの中でもDukeに次ぐ優勝候補とされます。そんなに強いのかという興味もあり観戦。

George Washingtonのホームはこの日の試合を同校にとっての今季最大のホームゲームとして地元を煽って観客動員を頑張ったそうですが空き席も目立ちました。もう学期が終わって帰郷した学生の多いこの時期はどこも動員は奮わないので仕方ないでしょう。


まずWatanabeのスタッツから 37分出場 9得点8リバウンド2アシスト2ブロック。FG 3/12、3ポインター0/2。数字だけ見ると悪いのでしょうが、以前に見たときと比べれば今日は奮戦した方だと思います。数字が伸びなかったのはMiami-FLのディフェンスが良かったからです。

Miami-FLには2人のNBAドラフト1巡目候補がいます。10位以内、悪くてもロッタリー指名が見込まれるとされる新一年生のLonnie Walker IV。これはものすごい運動能力の好素材。今現在はまだまだ完成にほど遠い選手ですがプロから見ると鍛え甲斐のありそうなすごいポテンシャルを感じさせる選手です。試合後のインタビューを聞いていると歳の割に落ち着いて賢そうな受け答え。1-and-doneでNBAドラフト入り確定的。この日も片手プットバックのダンクで敵地の観客も沸かせました。

もう一人はBruce Brown Jr.。BrownもWalkerもポジションはSG。基本Brownが先発、Walkerはベンチスタート。Brownの方は二年生。今季後のNBAドラフトでは1巡目下位での指名が予想されています(早出し予想ですからまだいくらでも変わりますが)。Brownは二週間前に指を負傷。この日の対George Washington戦も戦前は欠場が予想されましたが出場。そしてBrownがWatanabeにがっちり付いてWatanabeにシュートを許しませんでした。Brownのオフェンスの方を見ているとシュートを打つかどうか逡巡しているようなところが何度か見え、たぶんまだ指は完治していない。ただ相手の得点源であるWatanabe潰しのために敢えて好守備のBrownを回復不十分ながら出場させてきたという風に見えました。

BrownはSG、WatanabeはSF/PF級の背。高さはかなり差があるのにBrownにミドルシュートでブロックを決められたりでWatanabe苦戦。ちょっと打点が低い?それともBrownの反応が良いのか。これだけ背の差があれば普通ならその差を活かした攻めをすべきですが、Watanabeにはポストアップがありません。よってその部分のミスマッチをとがめることができず今季平均(15.1点)を大きく下回る9得点に終わったということになります。つまりプロ級のSGの選手に封じ込まれたということ。Brownに止められたという結果はともかく、他の部分でWatanabe自身の動き全体的には悪くなかったと思います。ある場面ではMiamiのレイアップをブロック、そこから味方がボールを獲るやいなやファーストブレイクのダッシュした反応の良さなどはかなり良かった。ただそういう動きの良さが得点に繋がらない試合でした。これが冒頭で書いた奮戦するも得点伸びずという中身です。守ってはMiami-FLのオフェンスが守る側にとって焦点を絞りにくいチームで活躍できず。Watanabeについては以上。次に動くのを見られれるのはNBAサマーリーグでということになりそうです。それともA-10のトーナメントか。

Miami-FLですが、これ強いの?という感じを受けました。確かにディフェンスはよく連動していてこの時期のカレッジバスケではよく練られている感じはしましたが、攻撃がずさんというか、光るものが少ない。前半最大21点リードしたんですが、もっと差が付いてしかるべきオープンショットを多数外していて、これが全米トップ10内のチームなのかなあという感じ。ディフェンスで良い形で獲ったボールからの攻撃が真骨頂という、地味ながら低得点で勝つチームでしょうか。あとMiamiはなんでもチームのフリースロー成功率が50%台だとか。それはひどい。低得点の試合が得意な様子なのに接戦になったら必ず負けちゃうじゃないか、という数字です。試合は後半にGWが盛り返して最少7点差まで近づいたのですが地力の差でMiamiが無敗を継続してます。