MLB New York Yankeesの監督にAaron Booneが決定しましたね。短期間Yankeesに在籍したことはありますがOBと呼べるほどの期間在籍したわけでもなく、最後はオフに契約解除事由となる(バスケをして遊んでいての)ケガで解雇されている。印象に残るポストシーズンでのホームラン一発だけがピンストライプでの記憶だった方です。その後ESPNで野球解説をやっていたようですが指導経験はないまま、近い将来が明るいYankeesの監督就任となりました。このYankeesの監督採用の途中経過を聞いていてもYankeesはベテラン監督を採用する気は最初からなかったようです。

カレッジフットボールで後任選びが難航(既に難破に近い)しているTennesseeも第一希望にESPNで全国放送Monday Night Footballを担当するJon Grudenを挙げていました。こちらはNFLでの優勝経験もあるので実績あり、Booneとは意味合いは違いますが。Grudenはオフシーズンにもドラフト生との1-on-1番組を毎年持っていてそちらでも顔が売れていました。

他にもESPNでNFL LiveなどNFL番組のスタジオ解説をやっていたHerm Edwardsが先日Arizona State Sun DevilsのHCに就任。こちらもNFLでのHC歴はありますがカレッジHCとしては初登場。カレッジの現場に携わるのも1989年以来とかなり意外な人選だと思いました。御年63歳。Hermは話がおもしろいのでレギュラー番組だけでなくESPNの看板Sports Centerや各種トーク番組にもゲスト出演するなど目立ったコメンテーターでした。

この3人の共通点はアメスポメディア最大手ESPNのレギュラー解説者としてTVで顔を見かける機会が多かったことでしょう。最近はFS1やNBCSNなど他系列も頑張ってはいますが視聴率・露出ではいまもESPN系列が日常のスポーツ報道では圧倒的な地位。そのESPN系で定期的に顔出しする立場の解説者達が好条件で指導現場で求められていることになります。安易な感じもしますが、若い選手たちにはそういう人の方が良いのか。