カレッジフットボールプレーオフの発表がありました。No. 1 Clemson, No. 2 Oklahoma, No. 3 Georgiaまでは大方の予想通り。No. 4はAlabamaが四年連続プレーオフ進出に成功。選出発表後のプレーオフ選抜委員会のコメントによればAlabamaとNo. 5となったOhio Stateの差はかなりはっきりあったとのこと。決まってしまえばこの四校であまり文句を付けるべき点はないと思われます。BCS時代のように1-2位での一発勝負でもほとんど異論が出ない結果であったであろうとも思います。

結果を見ると残った四校は今季のCFPランク初回発表分で1~5位(3位だったNotre Dameだけ脱落)を占めていた学校で順位の上下はあっても一貫して委員会から支持を受けてきた学校が最後も残ったことになります。

Ohio Stateの落選の要因のひとつとしてランク外Iowaに31点差の惨敗を喫したことが挙げられますが、もしそうだとするとあの試合でOhio Stateが逆転勝ちを狙ってアグレッシブに行ってINTを重ねたことが傷口を広げたことになるんでしょう。そうなると今後は負けるにしても点差を少なく、というような行動が出る可能性がある。2TD差を追いつく行動(=Pick 6で21点差となる結果もありうる)よりも、時間を使ってでもとにかく1TDを狙って、最終得点差の小さい敗戦の方が良いという場面が発生する可能性があります。それってどうなんでしょうか。

過去四年間のプレーオフ進出チームの最大の敗戦は初年度のOhio StateがVirginia Techに敗れたときの14点差が最大だった、ということを今日の発表番組で喋っていました。私は確認してませんが、もしそれが事実でOhio Stateが選ばれていたら、31点差惨敗のIowa戦だけでなく、15点差でホームで敗戦したOklahoma戦もプレーオフ時代の当選校の最大の得点差敗戦ということになります。でももしこの点が強調されるようになると、例えば15点差がシーズン末に問題になるという可能性があると考えれば時間切れ寸前に負けている側がFGを蹴ってしまうというようなものすごく変なことが起こりえます。


結果的には2敗校のプレーオフ進出は今年もなかったことになります。

プレーオフ進出が決まったAlabama HC Nick Sabanがニッコニコの顔でインタビューを受けていたのが印象的でした。