この感謝祭休みの期間中に日本からカレッジバスケットボールに来ているYuta Watanabe選手とRui Hachimura選手の出場試合を見る機会がありました。Watanabeは4年目最上級生。Hachimuraは2年生扱いです。感想を。

Yuta Watanabe選手の所属するGeorge Washingtonの試合を見る機会がありました。APランクNo. 15 Xevierとの中立地での試合です。
Watanabeは16得点1アシスト3リバウンド1ブロック。6/13シュート、3ポインターは0/3。ディフェンスでは良い所があったと思いますが、オフェンスは16点と数字は良いんですが、内容はうーん、どうもいただけない試合だったような。
オフェンスではほぼ右ウィングで固定なのに肝心の3ポインターがオープンショットでも入りそうな雰囲気なし。今季通しての成功率を見ても23.5%と、昨年よりさらに下がってます。最上級生でカレッジは最終シーズン、バスケを続けるならプロ入りしかないという時点になってNCAAの3ポイントラインでこれだけ入らないとつらい。外からは入らない中、ミドルジャンプショットはさらっと入って、欧州の選手みたいなプレーぶりで得点を挙げてました。
オフェンスで自軍との連携プレーがほとんどないのもどうなのか。pick&rollもpick&popもなし。というかスクリーンに立つ場面すらほとんど(確認してませんがひょっとしたら一度も)なく、ほとんどの時間帯で右側3ポイント外で孤立しているんですけど、毎試合こんな試合をさせられているんでしょうか。他の4人でオフェンスやっているようなもの凄く変な試合です。前年までも似た傾向はあったと思いますが、これほど孤立はしていなかった。かわいがってくれていたHCが交替になった余波でしょうか?外からのショットが入らないからかチームメイトもあまり外のWatanabeにボールを廻してくれないし、ボールが廻ってきてもよほどフリーでないと打たないし、よくわからない。
守る方では動きはまずまず良く、リーチの長さもあってミスマッチができたときにもカバーできる貴重な戦力ではないかと思いました。カレッジレベルなら相手の1番から5番までガードできるという触れ込みでした。今のNBAはGolden Stateに代表される相手とのミスマッチを受けきれる守備が重視される傾向にありますからWatanabeがNBAを目指すならそこがセールスポイントになりうるんでしょう。ただ今の身体では線が細くてNBAの4番を相手に守れるのかどうか。さらに前述のアウトサイドショットの成功率の低さはかなりキツい感じではあります。
NBAは狭き門ですが今はSummer League、G-Leagueもある。日本にも目をむければ日本のプロリーグもあるわけですからさらなる成長は目指しうる機会は一昔前に比べればかなりあるんでしょうが、とにかく3ポインターの成功率を上げないと。
試合放送の情報によればNCAA Divison Iに加入した日本出身選手は4人目とのことでした。

続いてRui Hachimura選手。全米ランクNo. 17 Gonzaga Bulldogs所属で、Texasとの試合を見ました。これはスタッツで確認するとHachimuraにとってはベストの試合を見たことになります。それゆえ過剰評価になる面もあると思いますが、この試合では攻守に大活躍。ベンチスタートながら両軍併せての得点トップの20得点。この試合はGonzagaが圧倒的にリードしていたのを終盤にTexasが仕掛けたフルコートプレスにハめられて大量リードを吐き出し延長戦の末にやっとGonzagaが勝った試合です。終盤の勝負所ではHachimura選手はほとんど出場せず。延長戦で試合時間が長かった(45分)わけですが出場 28分、20得点9リバウンド、7/14、3pts 1/3。動きもよくHachimura個人では文句なしの試合だったと言えるでしょう。こういう試合が全国放送に乗るのは幸運。Gonzagaの主力メンバーとの連携も活発で内に外に動きも良く、知らなければ日本人とは決して思わないエネルギー感、他の選手と違和感なかったです。
WatanabeのGeorge Washingtonの今季の見通しは微妙ですが、HachimuraのGonzagaは今年もまたMarch Madnessに残ってくる学校でしょうし活躍の場、注目される機会は多くあるでしょう。期待できそうです。尚直前二日前の試合(対No. 7 Florida Gators戦、ダブルOT)では2得点に終わってます。Texas戦での活躍が今後のHachimuraの今季の躍進の可能性を示しているのか、それともたまたまだった、ということになるかは今後次第ですね。