No. 1 GeorgiaとNo. 3 Notre Dameが共に大敗。No. 2 Alabamaは最後にMississippi Stateを振り切って勝ち残り。APランクの歴史上No. 1~3が全て同一週に敗戦したことはないそうで、その初のケースになるかという瀬戸際でAlabamaは踏ん張りました。GeorgiaはNo. 10 Auburnに40-17、Notre DameはNo. 7 Miami-FLにまさかの41-8の惨敗。これが今季初黒星となったGeorgiaはともかく、2敗目をこの大差で喫したNotre Dameは独立校ゆえもう立ち直る機会もこの先なくプレーオフ初進出の機会は完全消滅と考えて良いでしょう。Georgiaもこの段階での惨敗は痛い。まだ1敗。他の1敗校が減ってきているし、SEC優勝戦でAlabamaまたはAuburnとの試合があるのでまだ挽回のチャンスはあるものの、こんな完敗を喰うとは。

逆に勝ったAuburnはこれでSEC内1敗を堅持。二週後のAlabamaとの試合に勝てばSEC西地区優勝となります。Alabamaは現在全勝を維持してますがAuburnに敗れるとSEC優勝戦進出失敗となってプレーオフ進出に黄信号。Georgiaの場合と同じ事情で他の1敗校が減ってきているのでAuburnに1敗を喫しただけなら過去の評判の良さもあってプレーオフへの望みは残ります。

Notre Dameに勝ったMiamiはどうなっているんでしょうか。先週よりさらにパワーアップしてNotre Dameの強みとされたランオフェンスを完封。さらにインターセプト3度。試合を通して反則はdelay1回のみの5ヤード。この圧倒的なパフォーマンスで9戦全勝をどうプレーオフ選抜委員会が評価するのかは見物ですね。先週段階でNo. 7でしたが、No. 3 Notre Dameを相手の圧勝。No. 1 Georgiaの惨敗、No. 6 TCUの敗戦の3校を抜くのは当然でプレーオフ圏内の4位までには入ってくるでしょうが、先行する1敗校のNo. 5 OklahomaやNo. 4 Clemsonとの比較はどうか。さらに言えばMiamiのスケジュール強度は先週のVirginia Tech、今週の対Notre DameでほぼAlabamaに匹敵するスケジュール強度になったはずで、その辺りがどういう理屈でどこを上にしてくるのかが楽しみです。No. 5 OklahomaはTCUに快勝。No. 4 Clemsonは今季不振のランク外3勝6敗のFlorida Stateを相手にかなり手こずりました。Syracuseに負けた試合を想像させるようなすっきりしない勝ち。OklahomaがClemsonを今週こそは抜いたんじゃないかと思うんですが、どういう結果が出るか。

No. 8 WisconsinはNo. 20 Iowaに快勝。Miamiほど華々しい勝ち方でも、強い相手に勝ったわけでも、そして目立つ場で勝ったわけでもないですから次回ランクでも全勝のままプレーオフ圏外に留まるか。全勝でBig Ten優勝したら必ずプレーオフに届くと信じて戦い続ける他ないですか。

Pac-12はNo. 9 Washingtonが金曜日に敗戦して今季のプレーオフ進出の望みは完全に断たれたと。独立校Notre Dameの脱落と併せて、あとの4カンファレンスの優勝校4校がプレーオフを占める可能性は高くなりました。あとはBig XII優勝戦やBig Ten優勝戦でアップセットが発生した場合に(共に現在はまだ全勝の)Alabama, Miamiの1敗組がカンファレンス二校目としてプレーオフに残れるかどうか、1敗Wisconsinと2敗Auburnの比較はといったところの争いになってきたようです。