カレッジバスケットボールシーズンが開幕。各地で開幕戦が行われてます。No. 5に推されているKentuckyは開幕戦でUtah Valleyと対戦。大変苦労をして逆転勝ちで開幕戦を飾ってます。Utah Valleyは金曜夜に@No. 5 Kentucky、明晩に@No. 1 Dukeというとんでもない開幕スケジュールを組んでます。これ、選手たちのための想い出作りで「いつでもどこでも行きますから!」とか言って強豪校に対戦を受諾してもらったかなんかでしょうか。なんでも同校は新興校ですが生徒数ではユタ州最大の学校なんだそうです。

そんな無名校との試合だったんですが、開けてびっくりKentuckyの新入生たちが右往左往の前半戦となってしまいハーフタイムでUtah Valleyが34-25でリード。Kentuckyのシュートは34本投げて7本。今年のKentuckyは全米No. 5とランクされてますが内実はスポーツ奨学生11人のうちなんと8人が新一年生。2人が二年生。才能レベルやサイズでは全米最高レベルなのでしょうが、最上級生が戦うUtah Valleyがリバウンドでも奮戦してKentuckyを凌いでしまうことに。後半も開始早々に最大Utah Valley12点リードまで差が広がりました。KentuckyのJohn Calipariヘッドコーチ激怒。

ここからKentuckyはゾーンディフェンスに切り換えてUtah Valleyのオフェンスの勢いを止める。サイズがあって高さも手の長さもあるKentuckyのゾーンに戸惑い、そこからターンオーバー連発→ダンクでやっとKentuckyが息を吹き返したぶんあの時点で18連続得点で逆転。そこからも相手を振り切れず最終スコア73-63でKentucky初勝利。Coach Cal、やれやれの表情でした。

Kentuckyは毎年のように一年でNBAドラフト行きを選択するプロ促成工場のようなプログラム。他校と違ってヘッドコーチが「君を良い選手にすることや勝つことだけが私の仕事じゃない。君がドラフトされるまでが私の仕事だ。」と明言して全米の高校トップリクルートを毎年集めてくる。そういうKentuckyでもさすがに8人は多いようです。脆い。たぶんNo. 5というプレシーズンランクは盛り過ぎでしょう。カレッジスポーツはシーズンを通して育つという面があるし、特にバスケは要は3月4月にトーナメントで勝ちさえすれば良い仕組みでもあります。新入生を育てるのは毎年の仕事で、この仕事をさせたらCalipari以上のコーチはいないわけで、この8人の一年生を春の本番March Madenssまでにどう仕上げてくるか楽しみにしたいとは思います。

ただ当面はかなり負けるかもしれません。来週火曜日に予定されているChampions Classicの対No. 4 Kansas戦はこの日の様子では惨敗もありうる。その前に日曜日に予定されている第2戦のホームでのVermont戦も負けるかなと思います。Vermontは昨季29勝、そしてそのほとんどのメンバーが今季も戻ってきている学校でマイナーカンファレンス所属校だからと言って侮ることができるような相手ではない。今日以上の苦戦必至、Kentuckyの方がアンダードッグだと思って見る方が良いかも。若い選手の教育のためにそういう相手との試合をCoach Calはわざと組んだのかもしれません。