No. 6 Ohio StateとNo. 7 Penn Stateが敗戦した今週。今日発表になるAPランクと火曜日発表になるCFPランキングの予想をしてみたいと思います。先週発表分はAPが Alabama, Georgia, Ohio State, Wisconsin, Notre Dame, Clemsonの順。CFPがGeorgia, Alabama, Notre Dame, Clemson, Oklahoma, Ohio Stateの順でした。

APの方は先週段階でも4-5位の全勝Wisconsinと1敗Notre Dameの差は僅差。APの投票者は日和見が多いですから、先週のCFPランクに引っ張られてNotre Dame票が増えてNotre DameがWisconsinの上に行く可能性は高い。同じ理由でGeorgiaへの1位票が増えるでしょうが順位が変わるまでには至らずAlabama, Georgia, Notre Dame, Wisconsinといったところに落ち着くのでは。正直言えばこの時期になってしまえばAPランクなんて無意味だと言えばその通りですが。

で肝心のCFPランクの方はOklahomaが4位に上がってくるのではと予想してみたいです。先週No. 4だったClemsonはNo. 20だった対戦時6勝2敗だったNC Stateを振り切って38-31、ACC優勝戦進出確保。No. 5だったOklahomaは州内ライバルNo. 11 Oklahoma State(対戦時7勝1敗)との壮絶な点の取り合いを62-52で制して1敗堅持。これはOklahomaの勝ちの方に分があると見えますので今週分についてはOklahomaがプレーオフ圏内確保、という話にした方が話題性があるでしょう。CFPはそういうランクですから。

あとは繰り上がってくる全勝校のNo. 9 WisconsinとNo. 10 Miami-FLの処遇をどうするか。Wisconsinは最終スコアは45-17と大差ですが試合内容はIndiana相手に圧勝ではありませんでした。これはカレッジフットボールの悪いところですが、試合数が膨大なので試合を見ていないのに記事を書いている人が確実にいます。今週末の短評記事で「Wisconsin dominated」という記事を書いているプロの記者がいますが、絶対に試合を見ていないと断言できます。前半Indianaにかなり苦労させられていましたから。この辺のいい加減な情報でWisconsinの評価が上がるのか、CFP選抜委員会はもっとちゃんと試合を見ているのかでかなり話が変わるように思います。いずれにせよ第1回ランクと評価基準が同じであるならばWisconsinへの評価は敗戦したOhio State、Penn Stateを抜くだけに終わるかもしれません。惨敗となったOhio StateはNo. 14の2敗Auburnの下になって復活の目が消えることになりそう。

Miami-FLは評価が微妙です。プライムタイムの放送で華やかにNo. 13でClemsonに敗れただけの1敗だった実力派Virginia Techに勝ったのは良いですが、内容はかなりドタバタした試合。ただCFPランクは煽りの要素が強いので、次週のNo. 3 Notre Dameとの対戦を盛り上げるために意外とランクを上げてくる可能性があると思われます。どうせどちらかが負ける(たぶんMiami)と踏んで、一回こっきり記念にNo. 6ぐらいまで上がる可能性もなしとしないです。もしMiamiがNo 3 に勝って全勝維持ならプレーオフ圏内浮上は不可避。敗戦なら1敗ですが即排除。第2回ランクでMiamiが8位程度でも5-6位でも結果は同じことになるんですから、あとは選抜委員会がどれほど煽るのが好きかによるんじゃないでしょうか。