熱戦が続いた今年のMLBプレーオフが終わり、ロス気味なところでホッケーを見ました。New Jersey Devils@Edmonton Oilers戦でした。とにかくホッケーが見たかったのです。なかなかに華麗なゴールシーンなどもあって楽しめました。シーズン序盤出遅れていたOilers(この試合の結果を含めて4-7-1)が、東で好調のDevils(同9-3-0)に快勝してシーズン反攻の狼煙を上げたような試合になってます。  

その前にはカレッジホッケーのNorth Dakota@Wisconsinなんてのも見ていました。いまはカレッジホッケーなんていうちょっと前なら相当にマイナーなジャンルもちゃんとTVで見られてしまうのですね。多チャンネル化ってすごいなと今更ながらに思いました。この両校はカレッジホッケーでは有数の動員を誇ります。特にNorth Dakotaは試合平均11,000人以上を動員。人口が少なくメジャープロスポーツが成立しえない同州では州のプライドを代表するチームと言って良いでしょう。カレッジホッケーでは強豪です。2016年にも全米制覇。遠くWisconsinまでNorth Dakotaのファンが遠征して会場を盛り上げてました。  

それで思い出したのですがNorth DakotaはいまはニックネームはFighting Hawksっていうんですね。以前はNorth Dakota Fighting Siouxでした。格好いい名前だと思っていたんですが「アメリカ先住民族への偏見助長」クレームに引っかかって変更を余儀なくされました。 他の先住民族をテーマとしたチーム名やロゴ、例えばNFL Washington Redskinsであるとか、MLB Cleveland Indiansであるとか、カレッジフットボールの強豪(今年はさっぱりですが)Florida State Seminoles(族名です)も現在も変更圧力の対象とはなっています。MLBもコミッショナーがまた最近もIndiansのロゴの変更問題に介入すると言ってましたね。 North Dakotaの場合、チーム名に「Fighting」が付いていたので上記の他のチームよりも批判対象になりやすかったのです。つまり、先住民族が好戦的民族だったという偏見を広める名前だ、というクレームにそれなりの説得力があったということのようです。 


カレッジホッケーは二年前のドラフト全体2位でJack EichelがBoston Universityから指名されたのもあってホッケーファン全体から見直されたところがあります。NHLで即トップレベルで通用するような選手がカレッジでもプレーしているんだ、と。