CNN.comにColin KaepernickがCFLに行く可能性や、カナダ側のこの事件についての反応について詳細にレポートした長文記事が掲載されていました。一般人やCFL関係者、Kaepernickのカレッジ時代のチームメイト(カナダ人)などのコメントなどが多数含まれています。全般にはかなり好意的な内容になっています。

トランプ大統領がメディア批判した通り、この手の記事は恣意的なこともあるのでカナダ世論の本当のところはこの記事だけでは断定できませんが、カナダの黒人人口はアメリカとは比較にならないほど少ない(たぶんカナダの場合インド系とか華僑の方が多い)のでイメージが相当違うのは事実でしょう。

おもしろいなと思ったのはCFLではMontreal AlouettesがKaepernickとの交渉権を持っているというくだり。Alouettesの関係者は既にKaepernick陣営に、同チームに交渉権があることを連絡・説明済みだがKaepernick側からは返答がなかったそうです。Montrealは仏語圏。その辺がKaepernickの判断にどう影響するか。寒い北の国カナダではCFLシーズンはもう終了間際なので今季はもうプレーするには遅すぎるでしょうが。

他の現役NFL選手に対してもCFLのチームの交渉権は内々に決まっているそうで、例えばCam NewtonならToronto Argonauts、Russell WilsonならSaskatchewan Roughridersが交渉権を持っているとか。先日少し触れたJohnny ManzielがHamilton Tiger-Catsとワークアウトをしたというのもたぶんこの交渉権に関連するのでしょう。となると他の浪人例えばRobert Griffin IIIにも独占交渉権を持つCFLチームがあるのでしょうね。