今週のカレッジフットボールは目玉試合がなく期待感は低めだったのですが、蓋を開けてみると上位校・優勝候補校が大苦戦の連続でカレッジフットボールの良さが存分に楽しめた土曜日となりました。上位で安泰だったのはNo. 1 AlabamaがVanderbiltに59-0と圧勝したのはさすがとして、No. 2 ClemsonがBoston College相手にBC得意のロースコアリングゲームに引きずり込まれて大苦戦。最終スコアが34-7なので試合を実際見ていないとClemsonの苦戦ぶりが伝わらないでしょうが。No. 3 Oklahomaもここまで全敗のBaylorの意地に付き合わされて点を取っても取っても食らいついてくるBaylorに苦労して49-41でやっと逃げ切り。

他にもNo. 8 MichiganがPurdueに大いに手こずり28-10で逆転勝ち。No. 6 Oklahoma StateはNo. 16 TCUをホームに迎えての試合でTCUに完敗。最終スコアは44-31、でも内容はTCUの快勝でした。Oklahoma State、勝負所でダブルパスがINTという痛恨の失敗で終盤の追撃ならず。No. 12 Florida StateがNC Stateにホームで敗戦して開幕二連敗未勝利(ハリケーンの影響でこれが開幕戦Alabama戦以来の試合)。No. 14 Miami-FLは最後に大量得点で突き放しましたがMACの刺客Toledoにこれも大苦戦。Miami-FLもハリケーンの影響で試合消化が遅れてこれが僅か二試合目。西海岸のレイトゲームでまだ試合中ですがNo. 7 WashingtonもColorado相手にハーフタイムで10−7と先が見えない戦いの最中。

どこも大変な試合の連続。カレッジフットボールはこういう週が醍醐味ですね。優勝戦線には関係ないですが、SECでKentuckyがNo. 20 Floridaを迎えて対Florida 30連敗を止めるかに見えた試合が最後に逆転でFlorida31連勝、現在も現行最長の連敗記録継続。またSouth CarolinaがLouisiana Techに押されまくったのが最後の時間切れ目前のドライブで逆転FGで面目を保つなど好ゲーム、白熱のフィニッシュの連続でした。