夕べのSports Centerでやっていたネタです。30年前、1987年シーズンのNFL San Francisco 49ers@New York Giantsのビデオを流していました。Monday Night Footballの試合です。30年ってこんなに違うんだ…と感心。
1987年というのは49ersにはQB Joe Montana WR Jerry Rice(ついでに言えばバックアップQBのSteve Young)も在籍していたシーズンですが、労働争議でこの試合には出場せず。試合は急遽補充された選手たちによって行われたという代物。MNFの試合だというのにGiants Stadiumはガラガラ。公式には16,471人動員という記録になっているようですが実際は数千人ですね。こんな酷い入りの試合をNFLもやっていたんだねえという感じ。
おもしろかったのは49ersがウィッシュボーンフォーメーションからオプションランをやっていたこと。ウィッシュボーンフォーメーションって今のファンは聞いたこともないのでは。カレッジでもたぶん高校でもそんなものをやるところはもう既に存在しないですから、博物館もののプレーです。Georgia Techとか士官学校などトリプルオプションをやるところはまだありますが、さすがにウィッシュボーンはない。こんなプレーを昔はしょっちゅうやっていたんですよね。大昔のローズボウルの放送なんかで見た記憶があります。
カレッジでも25年くらい前のOregon Stateが最後だったような覚えがあります。今のRPO攻撃はSingle Wingに似ていますし、Univ. of Utahはショットガン体型からトリプルオプションを展開していましたから、流行は一周してしまったのかもしれません。
余談ですが、Delaware Wing-Tの名前の通り、Univ. of Delawareはその体型からの独特の攻撃を繰り広げていましたが、あるQBを起用してからいわゆるSpread Offenseへ転向したとの噂を聞きました。そのQBは「Joe Flacco」です。どこまで本当の話か分かりませんが、最近の試合を観ると確かにSpread Offenseですね。失礼しました。