明日の第二週を前に開幕週で大逆転勝利を飾ったUCLAのQB Josh Rosenの評価について少し書きます。週中に試合の再放送がされていた(これが多チャンネルの強み)ので観戦。Josh Rosenは来年のNFLドラフトでQBとして最高位での指名が見込まれる現在のカレッジQBのトップ素材。現在UCLA在籍3年目、ほぼ今季でカレッジでの戦いを終えることは確実です。
第3Qまで44-10とボロボロだったところからRosen率いるUCLAオフェンスが火を噴いて35点連取、34点差をひっくり返したのは史上2位(35点差が記録)の歴史に残る大逆転。もし将来RosenがNFLで花開くことになれば武勇伝として残る試合でした。が、内容は…イマイチか。
こういう大逆転の試合はディフェンスのPick 6やスペシャルチームでの得点などがあるものですが、この日のUCLAは堂々全部オフェンスが5TDをロングドライブを決めてのもので本当ならRosenの評価は上がるべき。前半戦に得点ができなかったのはオフェンスラインの崩壊が問題でRosenの問題とは言えない。ではなぜ後半の怒濤の攻めでもRosenに感心できないかというと、けっこうミススローが多かったんですね。相手Texas A&Mのディフェンス陣のミス(慢心?)に助けられた面がある。第4QのロングパスTDでは相手セカンダリにストライクを投げてしまった大失投。それがなぜかDBの両手の間を抜けて、その先にWRがいた、というラッキー。あれはもうINTで当たり前。INTだったらそこでほぼ試合終了の気分になったであろうプレー。
Rosenの評価を下げる試合ではなかった。悪くはない。でも結果ほどにはすごくはなかったかな、という感じでした。やはりこういうのはニュースのハイライトだけ見ていたのではわからないです。再放送で見られて良かったなと思います。